伊勢詣りの前に禊をする【二見輿玉神社】で身を清める方法をまとめてみた!

はるか昔から伊勢参宮を参拝する者は、その浜辺で汐水を浴び、心身を清め、罪穢れを祓うべく、禊祓(みそぎはらえ)をされた場所..
 
 
それが、今回紹介する「二見輿玉神社-ふたみこしたま」です。
 
 
現在でも伊勢神宮へ入る前に、二見輿玉神社に立ち寄る習慣はしっかりと残っています。禊-みそぎをすることで、伊勢の神様からより大きな恵みを受け取ることができるといわれています。
 


僕(@ka__zz)も習わしにのっとって伊勢神宮をお詣りする前は必ずここで禊をしています。ということで、伊勢神宮へこれからいく人のために禊のすませ方をまとめてみました!
 
 
二見輿玉神社

二見輿玉神社のアクセスは、伊勢自動車道から鳥羽・二見ラインの二見JCTでおりて約5分、電車でくる場合は二見浦駅から徒歩15で到着します。
 

■二見輿玉神社

鎮座地:三重県伊勢市二見町江575
TEL:0596-43-2020
主祭神:猿田彦大神
 

 
ご神体は夫婦岩の沖合約700mの海中に沈む、祭神・猿田彦大神縁の興玉神石です。禊の前に夫婦岩の先にある神石に参拝しましょう。
 
 
二見輿玉神社

◆伊勢神宮に入る前にどうして禊をするのか?
 
 
伊勢神宮は日本でもっとも重要な聖域、つまりいちばん尊い神様がいる場所です。私たちの心と身体は神様から見るととても汚れています。ですから、心身ともに清めてから聖域に入るのが礼儀なのです。
 
 
昔は伊勢神宮へお詣りするにはとても厳しいルールがあったと伝えられています。例えば参拝する10日前くらいから異性と会話をしてはいけなかったり、魚・肉・卵などを食べてはいけなかったり、神社を参拝するための心構えを勉強したり..様々な制約と心構えを身につけてから、ようやく伊勢をお詣りすることが許されたようです。
 
 
禊

昔と同じほどの禊はできなくても、例えば境内に入ったら会話を慎み厳かな気持ちで参拝したり、参拝の前日と当日くらいはお肉、魚は食べないなどの努力をすることで、伊勢詣りの効果が高まって、願いが叶ったり、より人生が発展していくといわれています。
 
 
二見輿玉神社

■禊のやり方

二見輿玉神社では4つのやり方が用意されています。
 
1.二見浦で禊(海に入って身を清める)を行う→詳しくはここをクリック!
2.禊の略式として、二見興玉神社で無垢塩の祓いを受ける(玉串料5000円)
3.無垢塩の祓いを受けられない場合は、参拝して、無垢塩草を胸元に入れ、神宮を参拝する。(略々式)
4.参拝して、無垢塩草を受けられない場合は、無垢塩草を郵送して貰い、胸元に入れ神宮を参拝する。(最略式)

 
 
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写真は、1の禊修法とよばれる海に入る禊です。神々しい光景ですね!
 
 
*海水で身を清める1は2日間コース(5000円)、1日コース(3000円)があります。
*1は事前に社務所へお問い合わせの上、参加してください。
*オススメは2の無垢塩祓いで社務所で随時、受付ています。時間は20分ほどです。
*2で受け取った無垢塩を持参して伊勢神宮を参拝しましょう。
*簡単に伊勢参りをする場合は略式の3と4でOKです。
 
image:癒し処 彩光(やすらぎ)
 
 
二見輿玉神社

僕(@ka__zz)は2の無垢塩のお祓いを受けました。社務所で受付を済ませると2階にある祭壇に案内されておよそ20分の儀式の後に、無垢塩を授かります。
 
 
二見輿玉神社

写真にある夫婦岩(めおといわ)は日の大神(天照大神)と神石を拝むための鳥居の役目を果たしています。古来、男岩は立石、女岩は根尻岩と呼ばれていましたが、いつの頃からか、夫婦岩と呼ばれるようになったそうです。
 
 
二見浦で神石と太陽を拝み、海水で身を清めてから伊勢を参る..僕も一度は経験してみたいと思います。
 
 
二見輿玉神社

伊勢神宮をお詣りするための準備として二見輿玉神社での禊を紹介しましたが、さらに本格的に伊勢参りをしたい人向けに別記事で「古来からの正式参拝」を紹介しています。
 
全部で14箇所を詣るルートで2泊3日はかかる壮大な参拝です。興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
 
 
それでは皆さん、よい旅を!
 
 
古式ゆかりの【伊勢神宮の正式参拝ルート】をまとめてみた!全14社の詳細情報とアクセス方法。 | ベジップルズ

 

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