「すき焼き推しの群馬県」県民は食肉消費量ワースト日本一なんですが。

ぐんまちゃん

群馬県が畜農産物の消費を増やすためにはじめた「群馬県すき焼きプロジェクト」が、いまひとつ結果がともなっていない..そんなニュースが流れて群馬県民の僕(@ka__zz)は、やっぱりな..と思った。
 
 
下仁田のこんにゃくとネギ、春菊、椎茸など県産品のみで作れる県ということで、すき焼きをアピールすれば農畜産どちらも売上アップという目論見でしたが、群馬県のアンケート結果は..
 
すき焼きを食べるのは一年に2回以下、というものでした。
 

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すき焼きを推して農畜産物を活性化させようとした群馬県に、方向が違うよそれマジでと言いたい

 
まずはさっそく毎日新聞のニュースから読んでみよう。

「すき焼き県」を自称する群馬で、すき焼きを食べるのは年間0~2回と答えた人が3分の2を占めた。県が今年度の県民意識アンケートで、すき焼きを食べる頻度を尋ねたところ、「半年に1回」27・8%▽「1年に1回」26・3%▽「2~3カ月に1回」22・7%▽「1年以上食べていない」12・6%▽「月に1回以上」5・8%だった。
 
 調査は5~6月、県内の20歳以上の男女3000人を対象に実施し、1607人(53・6%)が回答した。
 
 すき焼きを群馬のおもてなし料理とする県の取り組みを「知っている」と答えた人は21・2%で「知らない」が74・1%。どんなときにすき焼きを食べるかとの問い(複数回答)では、「食材が安く買えたとき」が43・1%、「年末・年始」が27・7%。「来客があったとき」を挙げた人は14・4%にとどまった。

すき焼き県:自称するも食べるのは年2回以下 群馬:毎日新聞
 
 
ぐんまちゃん(すき焼きアピールをがんばるぐんまちゃん)
 

ニュースをまとめると

・県民意識アンケートですき焼きについてきいた
・県内の20歳以上の男女3000人を対象に実施して1607人が回答
・すき焼きを食べるのは年間0〜2回と答えた人が2/3を占めた
・すき焼きを群馬のおもてなし料理とする取り組みを「知っている」21.2%
・11月29日を「ぐんますき焼きの日」に制定した
・県政いわく県産肉の県内消費が伸びないのは積年の課題、もっとがんばる
 
 
以上のように県民意識は、すき焼きに対してかなり薄い。僕の興味は、果たしてこの結果が群馬県民だけなのか、それとも日本全体ではどうなのか?ということだ。
 
仮に、今回の取り組みによって他の都道府県で群馬県産の農畜産物の消費が増えていればまだ救われるが、そのことについて記事に書かれていないところをみると、結果はイマイチであることが想像できる。
 
県外で群馬県産すき焼きが多少なりとも盛り上がっていれば、県の担当者としてもその情報をメディアにアピールするからだ。
 
 
ぐんま すき焼き

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昭和ノスタルジック的なご馳走と日本人の変化

すき焼きについて真面目に考えてみると、確かに日本人にとってすき焼きはご馳走であり、憧れの食べ物であることは間違いない、昭和の人にとっては。
 
豆腐と鰯(いわし)がメインの慎ましやかな食卓。お父さんのボーナスが出た日に食べるたまのご馳走。昭和の日本において、すき焼き=食卓の王様だったことは確かな記憶としてある。
 
ところが現在は、安価な牛肉が流通したことでゴミ箱に捨てるほど溢れている。つまり、経済成長を経て食べたいものを好きなだけ食べることが出来るようになったことで、牛肉(食べ物全般)に対する日本人の価値観が大きく変化した。
 
・1日4000万食をゴミとして捨てている日本
 
ある意味、すき焼きを飽食の現在でも”ご馳走”と設定した群馬県の担当者さんは、とても純粋な人かもしれない。個人的にもひとつの鍋で群馬県産を堪能できるすき焼きというアイデアは素晴らしいと思うのだが、残念ながら時代が変わった。
 
 
群馬県(群馬が誇る下仁田ねぎ)
 

代替え案を考えてみた

まだ一年足らずの群馬県すき焼きプロジェクトなので、今後もじっくりと様子を見ながら改善して取り組んで欲しい..と言うことほど無責任なことはない。
 
時代と市場の変化はそんな大口を叩いたのと、この動きが県民税によって行われていることを考えて、生意気ながら代替え案をいくつか提示してみよう。
 

日本一高級なすき焼きの提供

推進する群馬県民でさえすき焼きを年に1〜2度食べるかどうかという頻度。これはもう松茸とか蟹を食べるのと同じようなレベル。ということは、群馬のすき焼きを「超高級ブランド」化してみてはどうか?
 
幸いなことに、下仁田のネギや蒟蒻は全国での有名な食材となっている。つまり、野菜も肉も調味料も高品質(無農薬は最低レベルで限りなく固定種)を目指し、最終的には都内の高級料亭以上の質と味を追求する以外に、すき焼き路線が生き残る道はないと思う。
 
一生に一度食えるかどうかの最高級すき焼きを食べるなら群馬の温泉旅館へ行こう!となれば、群馬のブランド価値も上がるのではないかと思う。
 
 
キャベツ畑(生産量が日本一の嬬恋のキャベツ畑)
 

ホンモノの野菜と穀物で勝負する

TPPが大筋合意されたことで、今後は海外産の安価な農畜産物が大量に輸入されてくることが予想される。わるく言ってしまえば現地の人が食べないような粗悪品だ。現実的な話をすると、いずれも薬漬けの肉、農薬漬けの肉、下手すると遺伝子組換えの作物など..企業営利優先の制度によって、日本市場を席巻するだろう。
 
そのいっぽうでfacebookなどSNSで拡散される食の安全に関する情報によって、じわりじわりと日本人の健康意識は高まっている。その結果、無農薬や有機栽培の農作物の流通が、海外産の輸入増と並行するように増えることも予想される。
 
 
つまりは、群馬県が真剣に取り組まないといけないのは、高品質な農作物の生産を推進することだと思う。野菜のカタチや色ではなく、身体に有害な農薬や肥料を可能な限り排除することだ。
 
もちろん生産コストはあがるし、手間もかかるようになる。が、しかしTPP以降はさらに消費者の意識があがってオーガニックな食材が当たり前のように流通する時代がくると予想している。
 
もしも、群馬県が安全安心な農産物王国になったとしたら県の印象、県のブランド価値はいずれもぐんと上昇だろう。個人的な意見としては、B級グルメやゆるキャラで県をアピールするのは本質ではない。
 
 
群馬県には他県に負けないほど豊かな農耕地と自然がたっぷりとある。
 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazz

カウンセラー・Webディレクター・ブロガー・催眠術士。iPhoneSEとMacBookPro11を持ってカフェや旅に出かけたり、インドの聖地巡りをしている。野菜・穀物・果物・ときどきお菓子で生きる偏食な暮らし。宇宙の真理と気持ちのイイ生き方を追求している。