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オスカー初受賞のレオ様が「坂本龍一の音楽に強い感銘を受けた」について僕が語る。

  • 2016年4月8日
  • 2016年4月13日
  • MOVIE
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街を歩くとレオナルド・ディカプリオによく間違えられて困っている僕カズプリオ(@ka__zz)です!
 
 
今月いよいよ公開されるディカプリオ主演の映画「レヴェナント」で自身初の主演男優賞を受賞しました!そしてこの映画はなんと!僕がYMO時代から敬愛してやまない坂本龍一氏が音楽を担当しているのです。
 
 
奇偶にもディカプリオと坂本教授はともにベジタリアンということで、草食男子代表の僕がこの映画とふたりについて語ってみます。
 

ディカプリオが初のアカデミー賞した作品が日本公開!セリフが少ない「レヴェナント」で坂本龍一の音楽が果たした役割は非常に大きい。

ディカプリオ

1991年に銀幕ディビューして以来、今回の映画「レヴェナント」で初のアカデミー主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオ。
 
日本ではタイタニック(1997年)でブレイクしたディカプリオ。僕も好きな映画なので何度も観ているのですが、僕がこの映画で好きなのはローズの婚約者で貴族のキャルドン・ホックリーです(笑)嫉妬にかられ、狂気と嘘で生き延びたあの人間臭さが何ともいえず魅力的でした。
 
 
▼保存版にブルーレイ!

 
レヴェレントimage: Oscar Leonardo Dicaprio Wallpaper | HD Wallpapers
 
さてさて今回の映画は実話に元づいた話で、2015年のアカデミー賞でレオ様の主演男優賞の他、監督賞と撮影賞の三冠に輝いています。この記事の最後にリンクした予告編を観ていただければわかるように、超絶にリアリティを追求した映像が圧巻で、なんと自然光だけで撮影されたそうです。
 
そんな映像に坂本教授の音楽が流れるわけですが、アメリカで収録されたインタビューによると監督の要求が膨大で、相当苦労されたと本人が語っています。
 
そして、インタビューではレオ様とアレハンドロ監督ともに教授の音楽について最大限の賛辞を送っています。

映画のあらすじ

1823年、西部開拓時代のアメリカ北西部、極寒の荒野の中、狩猟をして毛皮を採取するハンターチームはネイティブアメリカンの一団に襲われ多大な犠牲にあいながら命からがら船で川を下る。チームのひとり、ヒュー・グラスはネイティブアメリカンの妻との間にできた息子、ホークとともにガイドとして同行していた。船を捨て山越えルートを選んだチームは森で野営する。

翌早朝、グラスは見回り中に子連れの熊に襲われ、瀕死の重傷を負う。急ごしらえの担架でグラスを運ぶが山越えには足手まといであること、瀕死でもあることから、隊長のアンドリュー・ヘンリーが死ぬまで見届け埋葬する者を募ると、ホークとジョン・フィッツジェラルド、若いジム・ブリッジャーが残ることになった。

ジョンは2人がいない時にグラスを殺そうとするところをホークに見つかり銃を向けられるが、返り討ちにし殺してしまう。ジョンはジムを騙しグラスに軽く土をかけただけでその場を離れる。一部始終を見ていたが動けないグラスは奇跡的に一命をとりとめ、折れた足を引きずり這いながらジョンを追う。

出典:ウィキペディア
 

レオ様・教授・イニャリトゥ監督のインタビュー映像

アメリカでの試写会で撮影されたインタビュー映像が字幕付きでオリコンから公開されています。
 

インタビューにはレオ様、教授、監督の三人が登場します。

レオナルド・ディカプリオの発言を抜粋。

「サカモト氏の音楽はそれをよく表現している。
 
曲を聴くと最後には、大きく心が揺さぶられるんだ。音楽の持つパワーに関しては、うまく説明できないけど、彼の音楽はこの映画にふさわしい。
 
アフレコ収録で楽曲を聴いた時、まさに求めていた音楽だったから強く感銘を受けたんだ」

出典:オリコンオフィシャルYouTube
 
まあ、言っちゃなんですが僕は37年前のYMOのデビューシングル「テクノポリス」の時点で、衝撃と感銘を受けてましたが( -3-)y-~笑
 
小学4年生の僕が先輩の兵藤くん宅(5年生)へ遊びに行った時、彼が自慢のステレオで買ってきたばかりのレコードを大音響で聞かせてくれたのですが、イントロの「TOKYO..TOKYO..」の部分で僕のアタマは「???」と未知の世界へトリップ!
 
 
▼YMOの超名盤アルバム

当時としてはウルトラ珍しいシンセサイザーの響きに魂がぶるぶるぶるぶると震えたのでした!
 
その時の感動と兵藤くんのドヤ顔は生涯忘れることはないでしょう。
 
 
05-veg-20160409-revenantimage: 坂本龍一さんインタビュー – 母と:朝日新聞デジタル
 
つづいてはアカデミー監督賞を受賞した、

アレハンドロ・G.・イニャリトゥ監督のコメント

この映画のテーマは”蘇える”ということなんだ。誰にでも経験があるはずだ。人生に絶望しても、人はやりなおす。傷を癒して、また失敗する。そして、またやり直す。植物も季節に応じて何度も芽吹く。でも根の部分は変わらない。
 
この作品で描くのはそこだ。何度も蘇える男の話だ。
 
ここ3年くらいは坂本龍一の曲が大好きなんだ。彼の曲は余計なものがなく優雅で感動的だ。彼の音楽には感動的な静寂があるからね。

うーん・・感慨深い監督の言葉です。
 
そして教授の音楽に”静寂”を見出すとは!さすがオスカーを受賞した監督だけはありますね。
 
 
そうなんですよ。
 
教授の音楽の魅力は、東洋人的感覚でしか生み出すことができない”間”とか”無”であり、それはYMO=イエローマジックオーケストラというユニット名からも分かるように、黄色人による魔法なんです。
 
その感覚は、戦場のメリークリスマスで映画音楽を手がけて以降さらに磨かれ、教授はさらに東洋・・というより日本的(自然との調和、宇宙と一体)な深い世界を音楽で表現するようになっていくのでした。
 
 
さあ、それでは予告編(日本版)をご覧ください。
 
映像と迫力にマジでびびります。
 

予告編を観ただけでレオ様がオスカー主演男優賞を獲得して当然だと思える全身全霊の演技ですよね。”復讐”という殺伐としたストーリーの中に、どうのように人間を描いているのか?
 
それが僕がこの映画を観るポイントです。
 
一般的にハリウッド映画は「善と悪」という二元性をわりとシンプルにわかりやすく描いています。それが面白さなんですが、見方を変えると軽薄さでもあるわけです。
 
しかし、3年前に俳優休業を宣言したディカプリオ氏がこのレヴェナントの脚本を読んでほぼ休まずに復活したわけですから、ハリウッド的な面白さ+アルファな内容になっていると思います。
 
といいますか、そうなっていることを期待します。
 
 
▼映画の公式ページ

 
さあ、最後におまけです。
 
2007年にYMOが復活した時のライブ映像「ライディーン」をご覧ください。
 
日本の音楽シーンにどでかい影響を与えてきた坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏の三人は年をとってもかっこいい!
 
フリッパーズギターの小山田くんがギターを担当しています。
 
 

公開は4月22日から全国の映画館で!
 
 
それでは皆さん、よい一日を!
 
Have a good day!
 

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