somnath temple

アラビア海を望むソムナート寺院で丸1日におよぶ祈祷を授かった!《西インド聖地巡礼の旅その5》

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およそ8時間におよぶ特別祈祷をしていただいた西インドはアラビア海を望むソムナート寺院は、国内に12箇所あるジョーティルリンガを祀っています。
 
 
前日のギルナール山登山参拝と今回の祈祷こそ、生涯・・いやいや、魂の長い長い転生の旅路において決して忘れることができないイベントとなったのでした!
 
いつものように写真をたっぷり添えて紹介したいところですが、インドの軍隊による厳重なセキュリティチェックにより撮影は厳禁。
 
ということで、寺院公式ページから超美麗な映像(Youtube)を借りて旅の様子をつづります。
 

1番目のジョーティルリンガを祀るソムナート寺院で8時間におよぶ特別祈祷を授かってきた。

girnar mountain

朝4時に出発しておよそ10時間かけて登って降りた聖山ギルナール。
 
下山後、ホテルのレストランで食事を済ませた僕たちは、びしょ濡れの服を着替えて、お茶を飲むだけの休憩の後、グジャラート州のジュナーガルという小さな町を出発しました。
 
 
インド 風景

ジュナーガルから280km、バスで5〜6時間。
 
西インドはわりとハイウェイが整備されている印象で、インド名物のクラクションを鳴らしながら、我先に前へ出る!的な運転でも、わりと快適な移動となりました。
 

インドでケン玉をやると大人気になれるんです。

インド 風景

インドの旅はとにかく移動が多いので、休憩の時や空き時間に気分転換でケン玉を振り出すと・・あっという間に、インド人たちに囲まれます(笑)
 
すごい好奇心に満ちた目で注目してくるので、技を決めると拍手が湧いたり、もう一回やってくれとリクエストがきたり、まるで大道芸人にでもなった気分になってしまいます。
 
なかには、「俺に貸してみろ!」と言ってくるインド人までいて、簡単な技を教えて、一緒にプレイして盛り上がったりしたのでした。日本生まれのケン玉は今や世界中でブームとなっており、InstagramやYoutubeでは高難度なプレイを見ることができます。
 
将来、インドでケン玉ブームが起きるとしたら、もしかしたら僕がケン玉を披露したことが、ブームの起点になるかもしれません(笑)
 
 
インド 風景(ハイウェイを走っていたかと思えば、突然ダウンタウンの細い路地を通ったり、インドのバスは意外性に満ちています。)
 
いつもなら当初の予定時刻より2〜3時間遅れて目的地に到着するはずが・・
 
 
午後7時前・・
 
この日は、逆に3時間ほど早くこの日宿泊するホテルに着いたのでした。
 
 
india hotel

この日泊まった「THE FERN Residency」は、翌日の目的地ソムナート寺院から車で5分ほどにあって、海にも近いこともあり、聖地参拝&レジャー&市内見学をするのに、好立地なホテルです。

THE FERN Residency

場所:Veraval Bypass Corner, Railway Station Entrance, Somnath, Gujarat
電話:+91-2876-225-200
WiFi:各部屋にあり
公式ページ:https://www.fernhotels.com/the-fern-residency-somnath

インド 食べ物

相変わらず、インドでカレーを食べないで旅するチャレンジはこの日も継続中で、僕的にメインはスープと焼きそば。このふたつがあれば満足。それに生野菜とバター抜きのナンを1枚。
 
このホテルではピリ辛のパスタが美味しくてお代わりしました!
 
インドまで来てパスタかよ!?と思われるかもしれませんが、毎日3食カレーを食べるインド人は別にして、外国人旅行者にとってはカレー味以外の食べ物はかなり貴重なんです。
 
ましてやそれが美味しいともなれば、不思議とテンションがあがって元気になってしまう・・そんな経験をインドではすることになるでしょう。
 
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インド 食べ物

相変わらず、朝食はすっかりハマったトーストで、フルーツとそしてあまり美味しくない珈琲と一緒に食べるのです。なんでインドのトーストが美味しいのか・・それはパンが地味なんです(笑) 日本の食パンのようにリッチではなくて、とても素朴な味なんです。
 
それをトーストにすると、やけに美味しくなるんですよね。
 

第1番目のジョーティルリンガを祀るソムナート寺院

8時間のご祈祷を授かってきたこの日、残念ながら写真は1枚も撮影していません。
 
寺院がカメラ持ち込み禁止だったこと。そして、もし持ち込めたとして撮影する間がまったくないくらい濃密な1日だったのです。
 
そんなわけで、この日の様子は写真ではなく、文章と公式ページからの映像でお伝えします。
 
(グジャラート州の観光案内より貴重な寺院内の映像が観れます。)

インドには何万という数のヒンドゥー教寺院が存在しているなかで、たった12箇所だけジョーティルリンガと呼ばれるシヴァリンガ(シヴァ神の象徴)がああります。
 
この12箇所の寺院は特別中の特別とされ、インド人がこの世に生きて死ぬまでにたったひとつでもジョーティルリンガを拝めたら、末代まで幸運が降り注ぐ・・それくらいの価値があるものです。
 
今回参拝&礼拝を行うソムナート寺院はこの世界に最初に出来たジョーティルリンガで、入り口のチェックでは寺院の施設警備隊かと思ったのですが、実際はインドの軍隊による厳重なセキュリティチェック。インド的な「テキトー」のかけらもない真剣モードの持ち物チェックは、空港よりも厳しい基準でした。
 
寺院内に持ち込めるものはお金とハンカチくらいで、カメラやスマートフォンはもちろんダメ。ちょっとでも怪しいものはそれが例え危険性がないものでも没収されてしまいます。
 
 
その理由を推測すると・・
 
この寺院がインドと敵対しているパキスタンに近いこと、そしてインド国内に何万とあるヒンドゥー教の寺院の中で、12箇所しかないジョーティルリンガを要しているからなんだと思います。
 
そしてもうひとつ、これは歴史上で実際にあったことなんですけど、この寺院の建物はすべてが黄金に輝いていたこともあり、幾度となく敵国によって攻められて強奪と破壊をされたということです。
 
そんな背景と歴史がありますから、軍隊が寺院を守る・・そんなこともあり得るのでしょう。
 
(一瞬ですが、ジョーティルリンガが映し出された映像です)

8時間におよぶ祈祷

10:30からスタートした祈祷は、一般参列ではなくて、祈祷するための建物に僕たちと10人ほどのお坊さんによって執り行われました。
 
お坊さんのマントラが始まった瞬間、全身にゾクゾクッと微弱な電気ショックのような痺れを感じ、ぞわぞわッとした感覚が背筋にはしり、人生で初めて体験する感覚につつまれました!
 
感動と感激と感謝を100倍にしたような、緊張と興奮が一緒になったような・・それはもう未知の体験でした。そして、僕の奥深くにいる魂のような、本当の僕が嬉しくて嬉しくて仕方がないのです。
 
不思議と、感情はないのです。淡々と時間が過ぎていく感じ。でも、ものすごい充実感に包まれて、生まれてから味わったことがないくらい全身全霊が満たされました・・
 
間で、お昼ご飯休憩を挟んで8時間・・後半は護摩焚き。
 
これがまたすごかった!
 
もう、すごい!としか表現方法がないのです。そして僕の奥深くにある何かが、変化をした・・それは僕の生涯に大きな影響を与えるくらいの。
 
 
この体験を皆さんに伝えるのは「実際に体験してほしい!」と、それしか言えないし、実際に体験して欲しいと思うんですよね、どんなにお金を出してでも!
 
僕の人生史上サイコーに濃密な1日でした。
 
 
ソムナート寺院公式ページ
 
▼ソムナート寺院の地図

最後に、これからインドを旅する人のためにスペシャルに素敵な映像をお届けします。

ソムナート寺院の全景

ご祈祷が終わった僕たちは夜7時から始まった寺院内での礼拝に参列しました。
 
たくさんの人で押し合いへし合いの中、耳をつんざくような楽器の音と共に、ジョーティルリンガを崇める儀式・・単調で大音響のリズムによって意識が別の世界へトリッップしたような感覚。
 
この儀式の主役であるジョーティルリンガとお坊さんを僕がいた視界から見ることはできませんでしたが、”音”と “エネルギー”によって生涯忘れることができない体験をすることができました。
 
(この映像の最後、実際の参拝目線でリンガに近づく・・感動的です)

20時過ぎ、ホテルに戻った僕たちは余韻にひたりながら夕食を済ませ23時に消灯。
 
ベッドに入った後、僕の脳内ではお坊さんたちが唱えるマントラが再生されつづけ、長い人生でそうはない濃厚な充実感に包まれたまま、意識が薄れ眠りにつきました・・zZ
 
 
まだまだ旅はつづきます。
 
 
【西インド聖地巡礼の旅まとめ】
その1東京駅で担々麺を食べた僕は カレーの国へ旅立った!
その2カレーをまったく食べずに毎日サンドイッチと焼きそばで過ごした件
その3聖山ギルナール!豪雨のなか9999段の石段を登って礼拝してきた
その4 聖山ギルナールを無事に下山!さらば僕が愛したニューバランスよ
本記事アラビア海 を望むソムナート寺院で丸1日におよぶ祈祷を授かった!
 
 
【関連記事と本】
僕がインドを旅する理由。いったい何を求めてカオスな世界を目指すのか?
これはマジで美味い!インド料理店で革命的なカレーの食べ方を考えた。
インド各地の寺院で撮影したスナップ30枚をイッキにご覧あれ!
 
 

 
それでは皆さん、よい旅を! Have a good trip!

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