twitterを作ったビズ・ストーンやエヴァン・ウィリアムス、そしてビル・ゲイツが共同出資した会社「Beyond Meat」のFacebookページに面白い画像がアップされました!
ベジタリアンの食事と肉を食べる食事が、環境と健康におよぼす影響を比較したもので例えば「ホットドックなどの加工肉は、死亡するリスクを20%増加させる」など衝撃的なデータがまとめてあります。
異常気象や多発する自然災害によって、世界的にも地球環境保全が叫ばれている昨今、日本をはじめ欧米やアジア各国ではベジタリアンが急増していると言われています。
今回話題にした「Beyond Meat」は大豆を主原料とした肉もどきの会社で、出資しているtwitterの創業者2人はともにビーガン(完全菜食)で、IT業界だけでもアップルのスティーブ・ジョブズやfacebookのマーク・ザッカーバーグもベジタリアンです。
(ホンモノの肉と間違えてしまうほどリアルなBeyond Meat社の肉もどき)
その理由は健康に気を使っているのはもちろんですが、地球環境の悪化を懸念からベジタリアンになる人も増えています。例えば、上記の商品開発に出資をしたビル・ゲイツ氏のブログ「ゲイツノート」によると..
・2050年の地球の人口90億人になり、食料事情は悪化する
・畜産によって地球環境が悪化している
・上記2つの理由で食肉は持続可能な食料ではない
・ベジタリアン食が環境保全と健康にもつながる
・しかしベジタリアン食をすべての人に強要できるものではない
・ならば植物性の材料で肉と同じくらい美味い食材を作ってしまおう!
・そのために3つの会社に出資をして研究開発を行っている
・1→お肉もどき、2→卵もどき、3→塩もどき
・結果、開発に成功して売り出しにかかかっている
ビル・ゲイツとTwitter創設者が出資して作ったベジタリアンミートが肉すぎる!と米国で話題に。 | ベジップルズ
ベジタリアンが増えるいっぽうで、狂牛病や鳥インフルエンザなどの疫病を恐れ、肉食の回数も減り続けていようです。
それでは、今回のビヨンドミート社による健康と地球環境に対する影響の肉食とベジタリアン食の違いをご覧ください。
■肉食の場合
・食肉生産は植物性の食材と比べて140%の殺虫剤を使用しています。
・畜産業からの要請で動物保護区の約200万の野生動物が殺害されました(2013年)
・ホットドックなどの加工肉は、死亡するリスクを20%増加させます。
・アメリカの年間鶏肉生産による環境負荷は、自動車100万台分の温室効果ガスに相当します。
■ビヨンドミート社の理念
私たちの使命は、食べ物の世界市場において、植物性タンパク質と動物性タンパク質を完全に入れ替えるための解決策を創造することです。
私たちは、人間の健康を増進、そして天然資源を節約して地球環境を守り、動物の権利を尊重することに専念します。ビヨンドミートで、私たちは世界をより良い環境にしていくことと、美味しい食事を食べることを同時に実現します。
(写真は去年の夏に行なわれたベジタリアンBBQに参加した時の大豆で出来てる肉もどきです)
■ベジタリアンの場合
・植物性の食事は最大60%もの二酸化炭素排出量を減らすことができます。
・食肉生産の1/10の水で、同じ重量の豆腐を生産することができます。
・植物性の食事に切り替えると、一般的な食事の8倍もの二酸化炭素の排出を抑えられます。
・ベジタリアンは心臓病で死亡する人が、肉を食べる人よりも19%少ない。
いかがでしょうか。植物性の食事のほうが圧倒的に環境負荷が少なくなります。そして、健康を維持するためにもベジタリアン食のほうが優れていることが各方面で実証されてきています。
毎日の食事を菜食にすることで様々な面で大きなメリットがあることがわかりましたが、とは言ってもお肉大好きな人が急にベジタリアンにはなれませんから、例えば週に1日だけお肉を食べない日にしてみてはいかがでしょうか(!)
それでは皆さん、楽しいベジライフを!