遥かなるカレーと神々の国インド。
今回は、アラビア海に面する最西端の聖地を旅してきた僕(@ka__zz)です。
ひとことで言うなら素晴らしい旅でした!
できることなら記憶を消して、もう一回行きたいくらい最高の旅でした。
ということで、インド2日目は世界遺産を見学してバスで7時間の移動でした。そしてこの旅で僕がチャレンジした「インドでカレーをまったく食べずに帰ってきた」その理由を書いていきます。
インド2日目は激美味パクチーサンドイッチからスタート。
前日の夜23時過ぎ・・
成田空港からデリー経由で西インドの地方都市アーメダバードにあるホテルに到着した僕たち。
▼この日の前日の様子
この地にたどり着いた目的は、翌日にひかえた聖山ギルナールへ行くため。
といっても、ここからバスで9〜10時間はかかる場所で、そこまでして行く価値があるのかどうか?
この時点では僕自身、まったくわからない未知の場所でした。
前日の17時間にわたる移動と、心地いいベッドのおかげで一度も目を覚ますことなく爆睡した僕(@ka__zz)。
朝6時のモーニングコールで起床。
シャワー→瞑想をした後、そそくさとパッキングを済ますと旅のお楽しみ、ホテルの朝ごはんです。
旅の2日目となるこの日もおよそ9〜10時間かけて移動する予定なので、万が一に備えて朝ごはんを食べるのがインドでの日課です。
万が一とは?
前回もありましたが、予定表には次の目的地まで3時間と書いてありながら、実際はなんと9時間もかかりました(笑)
リュックの中に日本から持ってきたお菓子の備蓄があるにしても、何かあった時のために軽く食事をするのが僕的なサバイバル術なのでした。
この日はわりと気に入ったホテルlemon treeのレストランでモーニング。
インドの朝ごはんは、ほとんどの宿がビュッフェスタイルで、好きなものを好きなだけ食べることができるので、朝からテンションが上がってしまうのでした。
インドはサンドイッチが美味いんです!
僕がこの旅ですっかりハマったインドの食べ物が・・
野菜サンドイッチです!
毎日1食はかならずサンドイッチを食べていました。
実は今回の旅、インドの代名詞でもある”カレー”をいっさい食べないで過ごしました。その代わりと言っては何ですが、サンドイッチが僕の主食となったのです。
上の写真は、パクチーのサンドイッチ。
マヨネーズ的なドレッシングとパクチーをあえたペーストとトマトがサンドしてあって、これがめちゃくちゃ美味いので、ついつい4つほど食べてしまいました。
8時10分、居心地がよかったホテル「lemon tree」をチェックアウト。
この日最初の目的地へ向かいます。
世界遺産「王妃の階段井戸」で聞いた話がこれまたヤバい!
今回の旅では、インド国内で重要とされる聖地の巡礼の他に、観光的に3箇所だけ立ち寄るルートが組まれてしました。(その内、ニューデリーの2箇所はなぜか行かなかった、笑)
そのひとつがラーニ・キ・ヴァヴ(王妃の階段井戸)で、ホテルlemon treeからバスで15分ほどで到着しました。
実はこの階段井戸、僕の地元群馬県が誇る富岡製糸場と同じ年に世界遺産に登録されたのです。
そう思うと、なぜか親近感。
今からおよそ5世紀前に掘られた井戸なんですが、びっくりするほど凝った彫刻がほどこされ、見るからにTHE世界遺産でした。
▼王妃の階段井戸に詳しい記事
この井戸にまつわる実話をガイドさんがしてくれまして、
この井戸を造った王様のお妃さまは相当な美しい人だったようで、そのお妃さまに惚れてしまった敵国の王様が、お妃さま目当てに攻めてきて、国は乗っ取られ、王様は殺されました。
生き残ったお妃さまは、工事途中だった階段井戸の完成を条件に敵国王様との結婚を承諾し、敵国が工事を引き継ぎ完成にこぎつけます。
そして・・・
井戸が完成した直後、お妃様は高さ27mの井戸に自ら身を投げてこの世を去ってしまいました。
自分が愛する夫以外の妻になるなら死を選ぶ・・
こんな悲しくも美しい出来事がこの井戸の背景にはあります。
さらに衝撃的な話をガイドさんはしてくれました。
世界ビックリ大賞があるなら、まちがいなく優勝するレベルのお話です。
かいつまんで言うと・・
大昔のインドは、夫が妻より先に死ぬと、妻は生きたまま夫の亡骸と一緒に燃やされる、という風習があったそうです・・・。
・・・・・。
その後、この風習は廃止されたとのこと。
グジャラート州ジュナーガルという町へ9時間のバス旅!
階段井戸がある州都アーメダバードからおよそ280km・・
ジュナーガルという山間の町へバスで移動です。
インドの交通状況は日本と違って時間の予想がつきません。
ふつうなら1時間の休憩をはさんで8時間くらいですが、過去には3時間の予想が9時間かかったこともありました。
車内では旅の仲間とチェスをしたり、ケン玉をして、絶対に昼寝しないようにしました。その理由は、後ほど書きます。
ちなみにチェスは2連敗、悔しい結果となりました。
インドで最高に美味いのがホットサンドイッチだ!
途中、3回ほどトイレ+ランチでドライブインで休憩。
2回目のドライブインで食べたベジホットサンドイッチ、これが今回の旅で食べたベスト オブ インディアンミール!
トーストされたパンにやっぷりの野菜、味付けは塩とピリ辛のスパイスのみ。
価格は 120ルピー(180円くらい)
ぜひこれからインドを旅する人はメニューにあったらベジホットサンドイッチを注文してください。
もしサンドイッチがなくても”ナンに自分で野菜をサンド“すれば、純インドサンドイッチが出来上がります!
僕が注文したサンドイッチが大人気でみんなとシェアしたので、追加でベジバーガー。
これが大正解で今回の旅で2番目に感動した料理でした!
価格は 70ルピー(120円)
衣なしのスパイシーコロッケとたっぷりのコールスローがジューシーで最高に美味しいのです!
カレーにあきた時、お腹を守るためにスパイスをさけたい時はぜひベジバーガーを注文してください。サンドイッチ&ベジバーガーは地方や田舎でも少し大きめのレストランにいけば大抵はメニューにありますので。
ジュナーガルへ到着!さあ登山の準備だ。
(18時半すぎ、ホテルLEO RESORTSの写真)
階段井戸を出発して休憩込みで9時間・・
まあ、予定通りと言っていいでしょう。
18時半過ぎ、グジャラート州ジュナーガルという町に到着。
この日の宿は、クラシカルでアンティックなホテル「LEO RESORTS」
おどろいたことにチェックイン時にツインベッドルームがこのホテルには無い!という衝撃的な事実が発覚。
つまり、男子同士がダブルベッドで寝るという事態に・・
覚悟を決めて部屋に行くと、なんとベッドがふたつあるじゃないの!
(シャワーを浴びてベッドで横になりながら超微弱なWiFiを拾ってfacebookしているところ)
ええええ!?
一瞬戸惑いましたがツインルームだったのでした、笑。
これぞインド、な出来事でした。
LEO RESORTS公式ページ
インドはハプニングが多いから面白い。
このホテル、驚くことがいくつかあって・・
同部屋のN氏がシャワーを浴びたところ、どうやってもお湯が出ない!
僕がシャワーを浴びたところ、やっぱり水しかでない。
まあ、田舎のホテルにはよくあることなのでさくっとあきらめて、夜寝る前にもう一度シャワーを浴びたら、熱湯がでましたΣ( ̄口 ̄;)
ふつうに水かと思って浴びたのでかなりの衝撃でした、笑。
しかし、それを差し引いても居心地がよい素晴らしい宿でした。
▼ホテルの検索はこちらでどうぞ
HOTEL REO RESORTS
場所:Taleti Road, Near Girnar Darvaja, Mullawada, Junagadh, Gujarat
電話:0285-2652844
チェックイン/アウト:14:00 / 11:00
価格目安:シングル/ツイン 7000〜8000円
WiFi:各部屋にあり(無料)
レストラン:有り
その他施設:プール
公式ページ:https://www.leoresorts.com/
駐車場:有
(ホテルのレストランMACHAN、まーちゃんと呼ぶのでしょうか)
インド旅は昼カレーで夜スープが体調を保つ秘訣。
先述した翌日3時起きの理由・・
それは、4時に出発して聖なる山ギルナールを登るから、なのでした!
なので、この日はいっさい昼寝をしないで、あえて疲労を蓄積しました。
さくっと眠れるように。
今回の旅でサンドイッチと並びすっかりハマったのがあっさり系のスープ。
インドにはあっさり系スープが2系統ありまして、それが
・シンプルな塩味
・甘みが効いたコーンスープ
どちらもかなり美味しいのと、今まで東西南北のインドを旅したのですが、不思議とこの2つはコンスタントにメニューにあるんですよね。
なので、スパイスをさけたい時、胃腸を休める時はぜひ注文してください。
インドでは早寝早起きが旅のリズム。
ご飯を食べて身支度をしてこの夜2回目のシャワーを浴びたところで21時45分・・
かるく瞑想とお祈りをして消灯・・
翌日は、3時起き。
この旅、最大の難関・・
9999の階段を登る、聖山ギルナールの登山参拝!
おやすみなさい・・zZ
▼この記事の前日の様子
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それでは皆さん、よい旅を! Have a good trip!
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