新横浜ラーメン博物館にある”こむらさき”は、コッテコテな熊本とんこつラーメンの超有名店なんですけど「野菜だけで作った王様ラーメン」というビーガンラーメンがあるんです。
見た感じふつうにとんこつラーメンなんですけど、実際にスープも具も麺も100%植物性な正真正銘のベジタリアンラーメンなんですよね。
これがめちゃくちゃに美味しいのです!
僕(@ka__zz)的に、本物のとんこつラーメンを超えた美味しさ、そして満足感なんです!
新横浜ラーメン博物館「熊本こむらさき」の植物性100%のとんこつラーメンが本物以上に美味しいのです!
創業から今年で21年目を迎える新横浜のラーメン博物館が、世界中から訪れる外国人旅行者に、日本を代表する美味しいラーメンを提供しています。
2013年から提供を開始したベジタリアン&ムスリムに対応したラーメンは、食の制限がある人たち(ベジタリアン、ムスリム、仏教徒など)でも、本物のラーメンを食べることができます。
その一角をなしているのが今回紹介する熊本こむらさき。
ご存知、熊本ラーメンの超有名店です。
熊本ラーメンの元祖として昭和29年に営業をスタートしたこむらさき。
現在は熊本の本店、上通り中央店、そして今回紹介するベジタリアンラーメンがある新横浜ラーメン博物館店の3店舗を展開しています。
こむらさき公式ページ
熊本ラーメンの特徴
とんこつラーメン発祥の地である福岡県久留米市から、熊本県玉名市を経て、熊本市とその周辺地域に伝播したラーメンで、玉名ラーメンや博多ラーメン(長浜ラーメン)に比べると太い麺を使い、また、スープに鶏ガラが加わるのが特色。
また、スープにチップ状にした揚げにんにくやマー油(にんにくを揚げた油)、フライドガーリックなどを入れるのも特徴で、ルーツである久留米ラーメン・玉名ラーメンとの最大の違いは、スープを当日に使い切り、継ぎ足しが無い点にあるという。これによりいわゆる”トンコツ臭”を抑えている。
具材には台湾風に味付けされた煮玉子やキクラゲ、チャーシュー、メンマ、刻み小ネギ、モヤシ、海苔等が用いられる、中には豚肉の角煮、キャベツ、高菜等が入るものもあるが紅生姜や生ニンニクは入らない。
出典:ウィキペディア
熊本ラーメンのパンチ力とビジュアルをビーガンで再現している「こむらさき」のベジ系ラーメン。
上の写真がこむらさきの王様ラーメン。
麺、チャーシュー、細もやし、メンマ、きくらげ、青ネギ・・美味しそうなとんこつラーメンなんですけど、これがビーガンなんです。つまりお肉類をいっさい使ってない植物性100%のラーメンで、麺も具もスープも野菜と穀物と果物から作られているんです!
・野菜だけで作った王様ラーメン 900円
こむらさきの代名詞”焦がしニンニク“もご覧の通り。
ちなみにチャーシューに見えるのは、大豆タンパクをつかった植物性のお肉。僕(@ka__zz)的に、柔らかいチャーシューなので端で粉々にして、麺と一緒に食べると美味しいのです。
二極化するベジタリアンラーメン
自称ですが日本でいちばんベジタリアンラーメンを食べている草食男子代表の僕が少しだけ語らせてもらうと、日本のベジタリアンラーメンは大き分けて2つに分類されます。
ひとつが、オリジナルのラーメンを植物性の材料だけで再現するベジラーメン。
もうひとつが、完全なオリジナルで新しい味として創造されるベジ系ラーメン。
こむらさきは、前者のオリジナルを再現したベジラーメンになります。ちなみに、後者代表は有名なラーメン店”ソラノイロ“です。
ラーメン業界は戦国時代さながらの激戦状態で、そんなマーケットで戦っている日本のラーメンシェフたちの高い技術と情熱によって生み出されるベジタリアンラーメンは、世界的にも評価が高く、海外でも人気を集めています。
こむらさきのベジラーメンは本物のとんこつと騙されるくらいのレベル。
こむらさきの野菜だけで作った王様ラーメンは、圧倒的にオリジナルに似せたビジュアルです。
なので、このビジュアルに僕たちの脳と感覚は騙されてしまうのです。
どういうことかというと、人間は視覚から入る情報によって勝手に味を認識して、脳に味覚として伝達してしまうんです。例えば、レモンを絞っている映像を見ただけで酸っぱさが伝わるのは誰でも体験しているはずです。
つまり、この野菜だけで作った王様ラーメンが目の前に置かれた時・・
僕たちの感覚は、この植物性100%のラーメンがとんこつラーメンであると勘違いしてしまうのです。アタマではビーガンだと分かっていてもです。
脳にデータとして残っている過去に食べた本物のとんこつラーメンの味を、感覚的に再現(脳の誤作動)して、とんこつスープに似せた豆乳ベースのスープであるにもかかわらず、「うわ!これトンコツラーメンじゃん!」となるわけです。
こむらさきのベジラーメンをは、それを可能にするほどすごいビジュアルなんですね。
もちろんラーメンとしての旨さは最高で、僕(@ka__zz)的には臭みがなくスッキリなのに濃厚なベジ王様ラーメンは本物のとんこつラーメン以上に美味しいのです!
熊本ラーメンこむらさき
場所:横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館
電話:045-471-0503
平均予算:900〜1500円
営業時間: 11:00~22:00(土曜のみ〜22:30)
定休日:年中無休
駐車場:有 30分250円
アクセス:JR新横浜駅、地下鉄新横浜駅8番出口から徒歩1分
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