かなり盛り上がっていますね、スターウォーズの新エピソード「フォースの覚醒」
ある程度は予想をしていましたが企業やメディアを巻き込んで世界的に人気が沸騰状態で、facebookやツイッターでも連日スターウォーズのネタが溢れています。
がしかし、僕らの国日本では完全なスターウォーズが上映されていない。そんな事実をつい最近知りました。僕らが観たスターウォーズは、画面の上下をバサッとカットしてある中途半端なバージョンなんですよ。
ということで、ホンモノのスターウォーズを観ることができる映画館情報と共に、この残念な現象を解説します。
日本のIMAXシアターはすべて擬似的で言わば「もどき」なんですよ。
とりあえず、結論から言って日本で上映しているスターウォーズのすべてが完全ではないバージョンの低いものなんですよ。
僕がこの事実を知ったキッカケは、2016年のお正月に読んだメルマガでした..まずは、抜粋いたので読んでみてください。
高城剛氏のメルマガ「高城未来研究所-FutureReport」Vol.237より
つい先日まで、那覇で米国人の友人と合流していたのですが、彼は滞在日数の関係で一度出国しなければならないことに気がつき、それだったら皆で台北にスターウォーズを見に行くのはどうか、と急遽決まりまして台北までやってきました。
那覇から1時間半で着く台北は、ホリデーシーズンでも片道5000円前後でLCC航空券が購入できますので、同じフライト時間がかかる福岡より、はるかに安く楽しめます。
さて、台北までわざわざスターウォーズの新作を見に来た理由は、ここにアジア最大のIMAXシアターがあるからです。
あたらしいスターウォーズは、IMAXと呼ばれる巨大カメラで撮影されておりまして、マスターフィルムがほぼ正方形をしています。それを世界中の劇場が自社のスクリーンに合うように観客に内緒で縮小上映していますので、ミレニアムファルコン号が飛び立つ迫力あるシーンなどが、観客にわからないままに小さくなってしまって上映されている悲しい実情があるのです。
そして、このサイズをキチンと上映している劇場は、日本にほとんどありません。大阪のエキスポシティに新しくできたIMAXが辛うじてマスターサイズに近い状態で上映しておりますが、なぜか、公式のIMAXサイトに表記がありません。
ですので残念ながら、日本にあるほとんどの劇場が、IMAXデジタルと呼ばれる似て非なる上映形式ばかりになってしまっています。これらの「偽IMAX」は、よく「LIEMAX」などとも英語で言われているほどで、その差は誰が見ても歴然です。
そのスクリーンサイズの差は、小さいものでも4倍、大きいものだと10倍近い差があります。
いわば古い4:3のブラウン管テレビでスターウォーズの新作を見るのと、8Kの曲面ワイドLEDテレビで見るくらいの差があるのです。それゆえ、長年のスターウォーズ・マニアの間では、新作をどの劇場で見るのか、ここ数ヶ月議論が続いていました。
そこで、わざわざ台北までスターウォーズの新作を見に行こう!ということになりました。アジアでマスターサイズでスターウォーズを上映しているのは、マニラ、バンコク、中国のいくつかの都市、そして台北しかありません。なかでも台北のIMAXシアターはスクリーンが巨大で、また、客席がかなりの斜面になっている世界有数のシアターです。
最近は3Dシアターや体感シアターなども増えていますが、この巨大なスクリーンと傾斜角は、なによりも「リアル」を感じます。
さて、肝心のスターウォーズ・エピソード7「フォースの覚醒」は、長年のスターウォーズ・ファンの期待に応えるもので、大満足でした。思えば12歳の時、銀座一丁目にあった「テアトル東京」で、早朝にスーパーシネラマ画面で見たスターウォーズの虜になって以来40年弱。
また、その間テクノロジーが、まるでスターウォーズの世界に近づくように進化し、家庭のテレビも高精細巨大化しました。だからこそ劇場へわざわざ足を運ぶ意味は、今日格別なものでなければなりません。IMAXは、その期待に応えるフォーマットなのです。
完全バージョンともどきIMAXの比較
下の画像をご覧いただければ、一目瞭然です。
驚くほど違いすぎます。
image:GAMEZONE
左がフィルム版のホンモノのIMAXで右が通常のシアターです。一見すると昔のテレビサイズですが、横幅は僕らの街の映画館と同じなので、圧倒的に画面の面積が大きいのです。
高城さんが言うように小さいものでも4倍、大きいものだと10倍のサイズ差があるというのですから驚きと共に、わざわざ台北までスターウォーズを観に行くというのも理解できますよね。
さらに画質については「いわば古い4:3のブラウン管テレビでスターウォーズの新作を見るのと、8Kの曲面ワイドLEDテレビで見るくらいの差があるのです」というのですから度肝を抜かれます。
近場でフィルム版70mmIMAXが観られる映画館はココだ!
それでは、どこへ行けばホンモノのフィルムIMAXを観ることができるのか?
現時点でいちばん近いのは台湾の台北市にある「美麗華影城」が日本からいちばん近いフィルムIMAXの映画館です。
美麗華影城の公式ページ
冒頭の高城さんのお話でもあったように、わざわざ映画を観るために台湾へ行く価値があるほど、素晴らしい映像体験をすることができるようです。
現在は、LCCの普及によって例えば成田→台北まで片道6000〜8000円で行ける時代です。映画を観るためだけに台湾やマニラへフライトするのも、現実として有りなんです。
▼フィルムIMAXについてやたらと詳しいブログ記事
台湾の他にもアジアでは、
・フィリピン・マニラのSMモール・オブ・アジア
・タイ・バンコクのMajor Complex
にフィルム版IMAXの映画館があります。
日本でホンモノIMAXに近い映画館
日本では残念ながらフィルム版IMAXの映画館がありません。
いちばんホンモノに近い映画館が大阪にある「エキスポシティ」です。サイズ、画質ともホンモノには劣りますが、わざわざ海外へ行って観るほどでもない..そんな方にはここで十分でしょう。
言葉の壁をどうするか?
台湾での上映については、音声は英語で字幕が中国語になります。したがって英語ができれば問題ありません。が、僕個人的にも映画の内容を理解できるほど英語力はありません。なにせ、中学1年の1学期で挫折して以来、英語をさけてきたので(笑)
英語ができない人は次の方法をおすすめします。
1.日本の地元映画館で2〜3回観て内容を憶える。
2.台湾のIMAXでホンモノを観る。
いずれにしても、フィルムIMAXの迫力は超感動ものですから、お楽しみは後から..的な流れを提案しておきます。
僕(@ka__zz)的あとがき
スケジュール的にエピソード7をフィルムIMAXで観るのはちょっと難しいので、次のエピソード(公開は2017年末〜2018年の予定)では確実にホンモノで観たいと思います。もしかしたら、日本にもフィルムIMAXを上映できる映画館ができているかもしれません。
なければ、迷わず台北へ飛びたいと思います。
May the force be with you!
フォースと共にあらんことを。
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