長谷寺参拝が終わり参道で名物料理を食べ、心もお腹も満たされた草食男子(僕)
旅のメインイベント「熊野詣」へ向かう途中、三重の松坂駅で「節約のバス」か「時間優先の特急電車」に乗るか迷った結果どっちも乗れなくて、6時間39分にわたる絵に描いたようなローカル線ひとり旅をすることになった(笑)
長谷寺参拝(奈良県)からの食事が終わった草食男子(僕)は、明日からの熊野詣(熊野古道、熊野本宮大社、那智の滝、那智大社、速玉大社など)のために、紀伊半島の真ん中へんの海沿いにある紀伊勝浦(和歌山県)をめざし、長谷寺駅を出発したのが12時56分。
(*)人情味あふれる長谷寺の参道でランチ「三輪にゅうめん」「柿の葉すし」と「よもぎ餅」を食べた。 | ベジップルズ-Vegepples
朝、大阪から長谷寺へ。ご先祖供養を終えて参道でランチした記事。
のどかな関西の田園風景を眺めながらおよそ80分..
「榛原駅」で宇治山田行きに乗り換えて松坂駅に到着予定が14時10分。
ちなみにヤフーの乗り換え案内の結果「ベストルート」は
長谷寺 12:56発
↓ 近鉄大阪線で1駅
榛原
↓ 近鉄大阪線急行に乗り換えて14駅
松坂
↓ JR特急ワイドビュー南紀5号で7駅
紀伊勝浦 16:40着
3時間46分 乗車券3980円+特急券2100円
節約の旅をこころがけていた僕は、ある作戦がアタマにひらめきました。
それは、松坂駅からバスで紀伊勝浦駅(和歌山県)までバス+普通電車で行こう!というもの。
長谷寺駅から紀伊勝浦駅までのルートまとめ
1・普通電車+特急電車 3時間46分 6080円
2・普通電車のみ 6時間39分 3980円
3・普通電車+バス→ひらめいたもののググっても検索できなかった
この時点で草食男子は大きな勘違いをしているのであった。
ググって分からなければ直接聞こう!と考えた僕は、
14時10分に松坂駅に到着、ダッシュでバスの案内所へ向かいました。
この時点で14時16分発(時間は5分少々)の特急ワイドビュー南紀5号は乗るのにかなりのギリギリだったので草食男子は勝負にでました、自分を信じて!
さいわい駅からすぐの場所にバスの案内所を発見!
窓口に問い合わせてバスがあればそのままバス、無ければ特急南紀5号!
と思ったら…僕の前にいたカップルが長々と長々と窓口であーだこーだと質問やら何やらをしていて、おかげで特急南紀5号は発車してしまい(笑)カップルが去った後、しかたなく窓口のおばちゃんに熊野方面行きのバスの時間を聞いたら…
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「そんなバスはないよ」
とあっけなく返され、結局松坂からバスで熊野方面に行けるというのは僕の大きな勘違いでした。どこでどう勘違いしたのか自分でも不思議でならない(笑)
僕のバカバカバカ!
仕方なく松坂駅構内に戻った草食男子は駅ナカにあったパン屋で珈琲ブレイク。
素直にヤフー乗り換え案内に従っていればよかったと後悔しつつ、しかしこうなった以上は次の手を考えなければならないと気をとりなおし、iPhoneを取り出して検索スタート..
Yahoo!乗換案内 2.1.4(無料)
カテゴリ: ナビゲーション, ライフスタイル
販売元: Yahoo Japan Corp. – Yahoo Japan Corporation(サイズ: 4.4 MB)
全てのバージョンの評価: (10,516件の評価)
次の特急電車まで2時間以上あり、しかも到着時刻は普通電車とあまり変わりない..
ということで、松坂駅を15:08発の普通電車に乗ることに決めました。
およそ40分の休憩を終えた草食男子はふたたび電車に乗り込んで、
目的の紀伊勝浦まで38駅!(笑)4時間27分の各駅停車のひとり旅、再スタートです。
(ちなみに特急だと7駅です)
長谷寺駅から紀伊勝浦駅までのルートはこうなりました。
松坂駅 15:08発
↓ JR紀勢本線で2駅
多気駅
↓ JR紀勢本線新宮行きに乗り換えて31駅
新宮駅
↓ JR紀勢本線紀伊田辺行きに乗り換えて6駅
紀伊勝浦 19:35着
4時間27分 乗車券2940円
この写真は多気駅で乗り換えた時のもの。ホームではしゃぐ子供たち。
この時点で目的地まであと37駅、まだまだ先はあることだしのんびり構えて行きましょう。
車内はこんな感じでお客さんがとても少ないので、ボックスを独り占めできました。
クツを脱いで足を前のシートに投げ出せばファーストクラスもびっくりの贅沢な旅になります。
この日は朝から夜までずっと雨..
堀北真希ちゃんのような素敵女子に出会い、そこから恋に発展したららいいなあ、とか思いましたが出会うのはご老人と子供ばかり(笑)
雨に濡れた田園風景や山の景色を車窓から眺めながらの各駅停車のひとり旅。
雄大な景色を眺めているとこんな鈍行な旅もまんざらでもないですね(やや強がりw)
「海だーーーーーーッ\(^o^)/」
と群馬県民(海がない)の僕は叫んでしまった紀伊長島駅を通過した付近です。
夜になってしまいました(笑)この時点で和歌山に入ってます。
紀勢本線はほとんどが単線(線路が1本)なので、多くの駅で反対側の電車とぶつからないように長い停車時間があります。関東ではなかなかないこんな状況が小さな喜びでした。
熊野市駅では20分の停車時間があったので電車から脱走してコンビニへ。
駅員さんも、よくあることらしくすんなりと駅の外に出してくれました。
松坂駅から新宮駅の33駅区間のホームにキヨスク的なお店はないので、各駅停車の旅をあえてされる貴兄はお菓子や飲み物、または本などを持参するとよいかと思います。
水とクランキービスケット、亀田の柿ピーわさび風味を買うことができて元気復活!
乗車して5時間以上経過、目的まで残りおよそ70分。
新宮駅に到着、ここから紀伊田辺行きの電車に乗り換えです。
40駅の各駅停車の旅が終わるまで、あと6駅だがんばれ草食男子!
長谷寺駅を出発してから6時間39分、「紀伊勝浦」に到着だーーーッ\(^o^)/
長い長いローカル列車の旅で疲れましたが、のんびりと景色を眺めたりボーッとしたり、ふりかえってみるとかなり贅沢な時間を過ごせた気がしますね。
まだまだ旅はつづきます。
(Aが長谷寺駅、Bが紀伊勝浦駅、大回りですが鉄道だとこのルートになります)
■「紀勢本線」各駅停車の旅まとめ
・時間と快適さ優先なら特急ワイドビュー南紀号を使ったほうがいい
・特急券2100円のコスパはかなり高いと思う
・のんびりとゆったりと旅をするなら各駅停車が楽しい
・各駅停車は途中、売店や自販機がないので事前に買い込むこと
・各駅停車でも車内にトイレ有り
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