「悟りの聖地ブッダガヤ情報」見所とデリーからのアクセス方法。

今月中旬から旅に出ることになった草食男子、向かうは、インド東部にあるブッダガヤ。今からおよそ2500年前、かのお釈迦様(後のブッダ)が苦行の末にたどり着いた地で悟り(サマディ)を開いた仏教とヒンドゥー教の聖地へ。
 
 
ということで、すでにブッダガヤで様々な体験をされた旅人たちのブログも元に、見所やデリーからのアクセスなど役立つであろう情報をまとめてみました!
 

01-veg-20130907-bodhgaya(釈迦が悟りを開いた跡地に建てられたマハボディ寺院)
 
4回目となったインド聖地巡りの旅、夜な夜なキャバクラ巡りをしていた僕がなにゆえこうなったかは自分でも説明できないのですが(笑)かっこいい言い方をすると魂の声に導かれたということでしょうか。
 
 
今回のルートは成田空港→デリー→国内線でパトナ→ナーランダ(最古の仏教大学跡)→ラージギル(ブッダが晩年修行した場所)→ブッダガヤ→サールナート(ブッダが始めて説法をした場所)→ベナレス(ヒンドゥー最大の聖地)→デリー→帰国。
 

 
悟りの聖地 ブッダガヤ | 珍夜特急
美しい写真が素晴らしすぎます。
◆写真を転載させてもらった旅ブログ→ 珍夜特急様(ユーラシア大陸を横断中)
 
中でも【ブッダガヤ】は釈迦が苦行の末にたどり着いた場所、大きな菩提樹の下で深い瞑想に入り、ついにサマディ(悟り)に至ったという仏教の聖地。釈迦が覚醒しブッダとなって以来、ここには世界中から霊性の進歩を目指す求道者たちが集まり修行をする聖地となりました。
 
 
「西遊記」の三蔵法師が悟空たちを連れて目指した地が「ブッダガヤ」であるのは有名な話。そんなブッダガヤの見所と旅の支度に関わる情報を簡単ですがまとめてみます。
 

03-veg-20130907-bodhgaya

【ブッダの生涯】

仏教というのは、ブッタ(仏陀)の教えのこと。釈迦は、今から約2500年ほど前に実在し、本名はゴータマ・シッダールタ。ブッダは、シャカ族の王であるシュッド・ダナと王女マーヤの間に、シャカ族の王子として、4月8日にルンビニーで生まれた。
 
ブッダはその後、成人し、ヤショーダラーと結婚して、子供ラーフラを儲けたが、29歳の時に周りの反対を押し切って、髪を剃って城を出て修行生活に入ってしまった。その後6年間、骨と筋になるほどのやせ細る壮絶な苦行をした。
 
ある時、苦行だけでは「悟り」は得られない事に気づき、苦行から離れた。そして、ガヤーという地のナイランジャナ河(尼連禅河)をのぞむ沙羅双樹の下で深い瞑想に入り、ついに35歳の時の12月8日の朝にさとりを開いた。
 
その後、その地はブッダガヤーと言われ、また、沙羅双樹も聖なる樹(菩提樹)として崇められるようになる。そして、「ブッダ(Buddaha)目覚めた人」と言われるようになる。その覚った内容を人々に説いて導こうと決意し、バーラーナシー郊外のムリガダ-バ(サールナート)で、初めての説法をした。
 
お釈迦さまはその後45年間も各地で教えを説き、80歳になって、郷里をめざす旅に出発したが、途中で重い病にかかり、クシナガラで肉体から離れた。

「人が成長できるのは喜びだけ」これは僕の信条なのですが、お釈迦様が悟りを開いた経緯(長年の苦行→里に降りてミルク粥をもらう→ホッとする→瞑想)をたどると、自分の考えに納得です(笑)
 
僕らはお坊さんじゃないので「悟り」が人生の目的ではありませんが、もっと大きな視点で考えると、僕のような凡人も無数の転生を繰り返しながら悟りに向かっていると言えます。
 
今は悟りよりも彼女を得たいそんな僕です。
 
 
国境なき世界で: インド/ブッダガヤー(ボードガヤー)
◆ブッダガヤへのアクセスの詳細はこのブロルを参考に!


 

【ブッダガヤへのアクセス方法】

 
1・デリーから飛行機の場合
 
ブッダガヤーに空港はなく、一番近い空港は、パトナ(Patna)になる。パトナからBSTDC(ビハール州観光開発公団)の直通バスが出ている。これに乗って、ガヤーまで行ける。このバスは、Hotel Shiddharth前に停まる。
 
ガヤーからパトナ行きは、逆のルートをたどる(Rs60)。Hotel Shiddharth前を毎日7:00と14:00に出発。
 
 
2・電車の場合
 
ブッダガヤーまでの直通列車はない。まず、旅行者は、ガヤー駅(Gaya)まで行き、そこからバスで、ブッダガヤーへ向かう。
 
■ニューデリー駅19:30発-2818Jharkhand Exp.(月.木.土曜発) → ガヤー駅翌日10:02着
■コルカタ・ハウラー駅16:15発-2301Rajdhani Exp.(日曜日を除く) → ガヤー駅21:50着
■バナーラス駅5:20発-2382Poorva Exp.(月.火.金出発) → ガヤー駅9:04着
 
3・ガヤー駅からブッタ・ガヤーまでの行き方
 
ガヤー駅 → ブッダ・ガヤーまで16kmの距離、バスで所要30分、運行時間 5:00-18:00で片道Rs5と安い。ガヤー駅の「ブッダ・ガヤー行き」のバススタンドは、Zila School Bus Standという場所。ガヤー駅からリキシャでRs10で行ける。
 
4・ガヤー駅からブッダ・ガヤーまでオートリキシャで行く場合
 
16kmの距離、片道Rs70~90。ただし、夜は倍に値段が跳ね上がる。所要20分。とにかく、料金は交渉次第。
 
◆情報は→ 旅ブログ「国境なき世界で」より転載させてもらいました。
◆交通費(Rs)は2013年時点での価格です。
 
 
04-veg-20130907-bodhgaya(釈迦が瞑想に入って49日目に悟りを開いたと言われる菩提樹-4代目)
 

【ブッダガヤの見所】

 
◆ブッダガヤについて超詳しいサイト → Allabout「世界遺産→インド・ブッダガヤ」
◆美麗な写真の旅ブログ → 珍夜特急
 
1・マハボディ寺院 → 世界遺産にも指定されている釈迦が悟りを開いた跡地に建立された寺院
 
 
Mahabodhi Temple Complex at Bodh Gaya – UNESCO World Heritage Centre
ユネスコ世界遺産公式ページ

2・大菩提樹 → 釈迦がこの沙羅双樹のもとで瞑想中に悟りを開いたとされる。
 
 
大菩提寺塔の裏側にあるお釈迦様悟りの菩提樹 – ビハール州、Bodh Gayaの写真 【トリップアドバイザー】
世界最大の旅行サイトによる大菩提樹の口コミ

3・各国の仏教寺群 → 日本、タイ、ミャンマー、ベトナム、中国などの仏教寺院
 
 
【インドの寺院】~各国の仏教寺院~ -カレーなる日々
インド巡りブログの草分け的ブログ。

◆この各国仏教寺院には宿泊もできて、日本の寺院に泊まると手塚治虫の「ブッダ」を全巻読めてしまうとのこと(笑)
 
 
01-veg2-20130907-bodhgaya(2013年9月の天気予報)
◆ブッダガヤの天気予報 → ここをクリック!
 

【ブッダガヤを楽しむための装備など】

・気候は日本の真夏と同じと心得よう
・虫除けスプレー → 蚊がやたらと多いらしい、不殺生と瞑想に集中するためにも常備しよう
・蚊取り線香 → 安宿に泊まるなら必需品です(オーガニックで殺傷性がないものがベター)
・水に溶けるティッシュ → インドは紙をトイレに流す習慣がないよ
・寺院内は聖域のため短パンや袖が短いパンツはNG
・聖なるエネルギーを受け取るためにも滞在中は菜食がオススメ
・瞑想はカタチや時間よりも気持ちよさを大切に
・可能な限り不殺生、非暴力を心がけよう
 
 

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【ブッダガヤ事前情報まとめ】

 
最後に草食男子的考察を。これは人それぞれの価値観にもよりますが、ブッダガヤには寺院や菩提樹などのブッダゆかりの史跡をまわる以外にとても重要なことがあると思います。
 
 
ゴータマ・シッダールタがサマディ(悟り)に到達から約2500年もの間に、無数の修行者たちがはるばるこの地に訪れて、深い瞑想や果てしない修行をしてきました。その方々は自己鍛錬はもとより家族や友人達の平和、この世の安寧のために濃密な想念を捧げてきたと思います。そのエネルギーを感じることもブッダガヤの醍醐味ではないでしょうか..
 
 
まあ固い話はこれくらいにして、この記事を読んでくださった皆さんのブッダガヤ旅行が素晴らしいものになるように祈っています。
 
Have a good trip!
 

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