野菜やハーブから作られた天然素材100%の絵の具”やさいいろ”で最高傑作「パイナップル」を完成させてしまい、自分の才能がこわい僕(@ka__zz)です、ご機嫌よう!
絵を描くことが楽しい!って人生で初めて経験しましたよ、この年になって。絵の具を使って絵を描いた記憶はというと・・小学6年生以来です。でも正直、子供の頃は絵を描くことが苦手だったので楽しくありませんでした。
そんな僕がウキウキ気分で絵を描いて、さらに上手!って褒めてもらえるなんて!
これもみんな野菜の絵の具と、南インドから来日したラニー先生のおかげさまなんですけど、とにかくこの楽しさをたくさんの人に味わって欲しくて、やさいいろを全力紹介します!
オーガニックな絵の具「やさいいろ」は自由に絵を描く楽しさを味わえる!
もともと絵を描いたり何かを作ったり、クリエティブなことが大好きな僕なのに、小学校でのびのびと絵を描いた記憶がほとんどない。何でだろう?って考えた時に”自由”じゃなかった苦しい感覚をいちばんに思い出したのです。
絵を描くためのルール、絵を描いたあとにある先生からの評価が、僕から自由を奪ってしまった。そんな環境でもやたらと楽しく絵を描いていたのが同級生のゆうちゃんと、ゆうちゃんの弟のすぐる君で彼らの感性と絵の上手さを、子供の頃の僕はとても羨ましく思っていました。
いつの頃か、僕には絵の才能もないし楽しくもないし・・と自分はできないモードに入り込み、絵を描くことを人生のナカから削除してしまった少年時代・・
絵を描くことが大好きだったのに、日本の教育によって歪められてしまった僕の芸術人生。
神は我を見放したのか・・?
時間(とき)は流れ2018年春、真夜中の3時過ぎ・・
南インドはアラビア海沿いの街に住んでいる仲間から、思いがけない知らせが届いたのです!
「日本で絵を描くイベントをやるから参加してね♪」
野菜でつくる絵の具をプロデュースした南インド在住の日本人アーティスト
僕がふたたび筆をにぎるキッカケをくれた人が、オーガニックな環境と材料とを求めて6年前に南インドへ移住したラニー先生です。
今回紹介する、野菜からつくった絵の具をプロデュースしたのもラニー先生で、都内周辺で”やさいいろ”を使ったイベントとプロモーションのため、インドから一時帰国をしたのでした!
ラニー先生とは心を学び鍛えるためのコミュニティで知り合い、地元(群馬)が同じだったり僕がインド好きということで意気投合。そして、さいたま市にあるコミュニティのチームリーダー真由美ちゃんのヘアサロンでイベントを開催したのです。
▼僕がふらふらとインドへ行ってしまう理由を書いた記事
植物性100%で無添加でヴィーガンな絵の具が「やさいいろ」
アーティストであり二児のママでもあるラニー先生。
野菜の絵の具を作ろうと思ったキッカケを、現在(2018年4〜6月)実施されている”やさいいろ”のクラウドファンディングページから抜粋すると・・
「天然素材100%の、本当に安全なえのぐが欲しい」
「小さい子どもたちに、のびのびと色で遊んでもらいたい!」
でも、市販の絵具は、たとえ「安全」と書いてあっても、化学的に合成されたものです。
絵の具 のついた指を、そのまま口に入れて欲しくは、ないですよね。
もっと本当に安全で、しかも美しい絵の具があったら、安心なのに・・・・「もし、そんな絵の具が存在しないなら・・・・自分で作ってしまおう!」
そんな思いで、異国の地インドで開発をスタートしたラニー先生。
旅するだけも度肝を抜かれる国インド・・
移住どころか、インド人と一緒にプロジェクトまでやるって・・激しく尊敬ですよね。
日本の常識がまったく通用しないインドなので、相当な困難とご苦労があったと思います。インドの微生物研究者と職人さんとともに研究開発をつづけて6年あまり・・植物だけで作った絵の具”やさいいろ”が完成しました!
ラニー先生がインドの微生物研究者と職人さんと共に開発した野菜の絵の具
下の写真はLABOに設置された、やさいいろを作る工程で使うスプレッドマシーンだそうです。
絵の具の材料は天然素材を100%使用し、防腐剤などの保存料(ふつうの絵の具はたっぷり)も人工着色料(ふつうの絵の具はこれもたっぷり)もいっさい使わずに、無添加とナチュラルにこだわり抜いた絵の具なので、
子供って、綺麗な色のモノをみるとついつい舐めてしまったり口に入れてしまうじゃないですか。僕も黄色が大好きで、黄色を見ると舐めたくなる症候群だったので、危険なものをかなり口に入れていた幼少期でした。
子供ですから舐めてしまうのは仕方ありません。
しかし一般の水彩絵の具って・・
定着剤、分散剤、界面活性剤、湿潤剤、防腐剤などがガッツリ使われています!
その成分はアラビアガム、デキストリン、グリセリン、エチレングリコール、フェノール、ホルマリンなどなど、口に入れたら・・けっこう危険な材料がガッツリ使われています。
有名な話ですが、みなさんがスターバックスとかで飲んでいるストロベリー系のフラペチーノとか、女性なら誰もが使う口紅。あれにもコチニールという着色料が使われていて原材料はエンジムシという虫です。
知らないとはいえ昆虫を食べたり、唇に塗っている人たちがたくさんいます・・
それに比べてやさいいろは・・野菜です、しかもオーガニックな。
植物性100%で添加物などのケミカルはいっさい使っていません。
あやまって舐めても口にいれても安心な絵の具なんですよね。
やさいいろは、全部で10色!
粉末の絵の具で水で解いたり伸ばして使います。
うこん、紫キャベツ、ビーツなど日本でもおなじみの植物が原料です。
やさいいろの色と原材料
しろ:カルシウム・カーボネイト
きいろ:ウコン
だいだい:アナトー
あか:紫キャベツ
まろん:サッパンウッド(樹皮)
みどり:アルファルファ
ももいろ:ビーツ
ちゃいろ:カラメル
あおむらさき:紫キャベツ
くろ:チャコール(木炭)
赤を作るだけで1年以上も試行錯誤したそうで、キャベツで作られているって驚きですよね。
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やさいいろは自然でひたすら優しい色なんです。
じんわりと心に染み込んでくるような優しい色合いが、やさいいろの特徴です。
ふつうの絵の具では表現できない、”自然界のエネルギー”まで感じることができるのでした。
このフクロウはラニー先生がやさいいろで描いた作品です。
まるで命が宿っているかのように感じてしまうのは、太陽と水と土と風によって育った植物から作られた絵の具ならではで、目には見えない自然界のエネルギーを僕たちが感じとっているからだと思うのです。
これもラニー先生が描いた作品。
感度が高い僕の友人たちは、この絵を見ただけでやさいいろの素晴らしさを感じとり、5人がクラウドファンディングで購入したほどです。自分の子供のため、そして自分で描くため、さらには書道で使いたいという友人まで現れました。
やさいいろを使って実際に絵を描いてみた!
なにせ絵の具をつかって絵を描いた記憶は小学生の頃ですよ。当時はまったく楽しさを感じることができませんでした、絵を描くことが好きだった少年時代の僕なのに・・
なので筆を持つと多少の不安があるわけです。
この日は何の絵を描いても、どんな描き方でもOK!
子供の頃は授業や課題で書きましたからテーマが与えられましたし、評価を気にしながら描きました。しかし・・今回は自由なんです。評価をする人もいなければ比べる対象もない・・
評価があるとすれば・・
自分のなかにあるルールを無視して自由を味わえるかどうか?
そうなんです!
僕が絵を描くことが大好きだった3才の頃の感覚で、のびのびと自由に感じるままに自分の内側にある感覚を表現できたら、それってものすごく素晴らしいことじゃないですか。
アタマを使う必要もなく、思うままに筆を走らせる・・
もしもルールで描いてしまったとしても全然OK!
すべてが自由ですべてがYES!
これってまさしくこの感覚は描くヨガ。
夢中で描くこと60分・・
途中、所沢名物の焼き団子と差し入れのどら焼きを食べて、ついに完成した作品がこれです!
「パイナップル」
我ながら大傑作の誕生でした!
自己満足レベル300%です。
ルーブル美術館から譲って欲しいとオファーがあったらどうしよう?
この絵が歴史に残ってしまったらどうしよう?
そんな気持ちです。
そして何よりも描いてて心の奥底から楽しかった!
ありがとうやさいいろ、ありがとう僕に自由をくれたラニー先生。
やさいいろはクラウドファンディングで購入することができるんです。
植物性100%で、オーガニックで、子供があやまって舐めても大丈夫で、ナチュラルな絵を描くことができる・・そんな絵の具がやさいいろです。
生産はすべて南インドで行っており、現在(2018年5月)はエコパッケージで梱包するための機械を導入するためのクラウドファンディングを実施しております。
やさいいろを購入したい人、応援したい人はぜひクラファンで支援してください。
▼クラウドファンディングでのご購入はこちらから
無事にイベントが終わり先生を囲んでの懇親会。
自由に絵を描いたことで参加したみんなが子供に戻れて、心がかるくなりました。
ラニー先生のプロフィール
maharanee organic代表、画家、版画家。
オーガニック、ノンケミカルを世に広げるため、日本に届けるため、インドに飛び込み移住6年目。
主な作品収蔵先は多摩美術大学、多摩美術大学美術館、シルパコーン大学(Thailand)、町田市立国際版画美術館、雪梁舎美術館(新潟)・・等。 日本、NYで作品展を開催。
僕たちがいつの間にか忘れてしまった感覚・・
それが、自由に好きなように自分の心を表現すること。誰かの目を気にすることなく、自分(の魂)が歓ぶために生きること。心地よい場所と、心地よい仲間たち。
心が望むままに神々が住む国インドへ移住した先生が作った野菜の絵の具は、僕(@ka__zz)たちの人生にとって、とても大切なことを思い出させてくれました。
▼やさいいろと相性が良いラニー先生が使っている画用紙ふたつ
それでは皆さん、よい一日を!
Have a good day!
and God bless you!!