もちろん人の好みはいろいろですが、僕(@ka__zz)にとって「ボンナボンナ」の大豆キーマカレーは人生史上3本指に入る美味さでした!
東京は世田谷代田にあるこのお店。看板は無いしお店は狭くてカオスだし、注文入ってから一から作り始めるし、ご主人の気配りとスパイスへのこだわりはハンパないし..そんな感じでふつうの飲食店では体験できないであろう面白い時間を過ごすこと出来るのです。
ということでランチの様子とお店の詳細をレポートします。
ボンナボンナで出会った大豆キーマカレーは僕の人生史上3本指に入る美味さだ。
ひと月に一回の「食いしん坊会」、読んだままの食いしん坊たち(主に女子)の集まりで、今回は美味いカレーを食べよう!ということになり、小田急線”世田谷代田駅”に12時に集合した僕ら。
初めてのお店ということもあって、期待をふくらませながら駅から歩くこと8分..
ボンナボンナへのアクセス
新宿駅から小田急線9番ホームの小田原線・本厚木行に乗って10分ほどで「世田谷代田駅」に到着。出口はひとつしかありません。地上に出たらスマホの地図を頼りに徒歩8分でお店に到着します。
が!お店に看板がないので、しかもカレー屋らしき雰囲気のお店がないので必ず迷う、というかアタマの中が(´Д`)?となります。
そこで、目印となるのが下の写真の象さん。
もしくは記事の最後のほうにある写真に写っている金魚です。
(ご主人の趣味の世界がところ狭しと展開されている店内)
看板がないので、お店の中に入るのに多少の勇気が必要です(笑)完全に、一般的な経済活動の枠からはみ出ている感じ、もっと端的に言うと怪しい感じ満載なんですよ。
しかし!安心してほしいのが、とても丁寧で愛想がいいご主人が迎えてくれます。
ボンナボンナは事前予約をしたほうがいいよ。
2人以上で行く場合は、予約をしていったほうが確実です。ひとりで行く場合もお昼時(12〜13時)なら予約をしたほうがいいでしょう。
お昼の営業は16時までなので14時半過ぎなら予約しなくても大丈夫だと思いますが、やっぱり予約したほうが確実です。
席に案内されると、その不思議な空間に馴染むまでに若干の時間を必要とします。
ご主人の趣味の世界、といっても押し付けがましいものではなく、あくまでボンナボンナの世界観を構成するためのアイテムや本の数々..
注文後に作り始めるから時間にも心にもゆとりが必要
僕がいちばん気に入ったのが、ボンナボンナは注文を受けてからカレーを作り始めるんです。ご飯は炊いてありますが、野菜の刻みから始まって炒め→スパイスの投入→煮込み→トッピングの調理は注文後にやっているんですよ。
なのでフレッシュなスパイスの風味と、時間経過による味の変化を楽しむことができるんです。
その分、完成まで30分くらいは待つのが通常です。今回は僕ら以外にお客さんが1組だけだったので、40分くらいで出来上がりました。
待っている間に隣のパン屋さんでお買い物をしよう。
カレーが出来上がるまでの時間の過ごし方。これってわりと大事になります。スマホでfacebookやったりメールしたり..それもありですが、せっかくなので店内にあるご主人愛蔵の本たちを読んだり、スパイスの香りを楽しみながらぼーっとしたり。
そんなアナログな過ごし方がいいんじゃないかと思います。
僕らは、ボンナボンナの隣にある天然酵母&オーガニックなパン屋さん「マクロビーナスとパン焼き人」で買い物を楽しみました。
卵やバターや白砂糖を使わないヘルシーで美味しいパンたち。
腹ペコで美味しいカレーが出来上がる前なので、食べたい気持ちを抑えつつ買い物を楽しみます。
カレーが完成して写真におさめる、なおみん(@Naoming522)
食いしん坊会のなおみんとのぢこさんはスパイスベジカレーを注文 1120円。
▼絶賛発売中「なおみんのレシピ本」
僕が注文したのがこれ
・大豆キーマ 1280円
・ご飯大盛り 100円
合計1380円のプチリッチなランチとなりました。
大豆キーマの上にはトーストされた野菜がてんこ盛りです。
蓮根、かぼちゃ、キャベツ、トマト、茄子などなど色鮮やかで美しい!
付け合せは、ご主人が説明してくれたのですが忘れました(笑)
福神漬け的な役割で、これだけでご飯がすすみそうなくらい美味しいつけあわせです。
ご主人いちおしのカレーが大豆キーマだ!
メニューには「凍み大豆を肉の代用に、お肉のキーマと同様に肉と思い込んで調理します」と書いてありますが、ご主人いわく、大豆は肉の代わりではあるけど、凍み大豆の特性を活かしてスパイスを選んで調理しているから絶対に美味い!と。
メニューには「最後の調味料はお客様自身の肉の記憶です」とあるのがなんとも印象的でした。
ご飯は黒米がブレンドされた雑穀仕上げです。
100円で大盛りにできるので、食いしん坊な人なら確実に大盛りで。
ご主人がスリランカで学んだアーユルヴェーダと、薬膳(中国伝統医学にもとづいた食餌法)を掛け合わせたと思われるカレーはひたすら優しくて、なのにガツンと満足感が得られる味でした。
(お店の目印、金魚くん)
僕の場合、食べたものが身体に良いかどうか(自分に合うかどうか)は、食後のカラダの感覚を観察するとすぐに分かります。
食べ物を選ぶ基準は「美味しい」がいちばんですが、食後の気持ち良さもかなり大事で、ボンナボンナのカレーを食べた後のスッキリ感は癖になるほど素晴らしいものでした。
お茶するために教えてくれたお店への道のりを丁寧に教えてくれるご主人。さらにそのお店にわざわざ電話で僕らが行くことを連絡しておいてくれた人柄だけでも、30年は通いつづけたくなります。
ボンナボンナ
場所:東京都世田谷区代田1-35-13 日新ビル 1F
電話:03-6315-8903
平均予算:1000〜2000円
営業時間:[火~金・土・祝・祝前] 12:00〜20:00 [日]12:00〜16:00
定休日:月曜日
駐車場:無(近くにコインP有)
ノンカフェインのお茶を飲みたいというリクエストで、ご主人が紹介してくれたカフェへ移動。
このお店もまた趣味とこだわりの空間で、不思議と居心地がよく、食後の珈琲をいただきながらキーマカレーの余韻にひたりました。
美味しい食べ物に出会った時の喜びは、人との出会いの素晴らしさにも通じるものがある。大豆キーマカレーと非日常的なボンナボンナの世界観は、僕の人生にとって必要不可欠なお店となりました。いずれにしても、カレー好きなら確実に食べて欲しいと思います。
それでは皆さん、よい一日を!Have a good day!