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「Impossible Buger」全米1000店舗に拡大!ビル・ゲイツ出資の植物性100%バーガー。

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現在アメリカで10店舗ある、植物性100%のヴィーガンバーガー店「Impossble Buger」が2017年内に1000店舗へ拡大するという衝撃的なニュース!
 
2014年からフェイクミートを開発していたこの会社”Impossble Foods”には注目していたのですが、まさかこんな短期間で1000店舗になるという展開の速さ、そしてそれを受け入れる市場の変化にも驚いています。
 
そして、このヴィーガンミハンバーガーには、ビル・ゲイツそしてGoogleなどシリコンバレーの大物たちが出資していること。2015年にははImpossible Foods社をGoogleが買収しようとした事実・・
 
そんなことを絡めながら、このニュースから読み解ける時代の変化をレポートします。
 

究極のベジタリアンミートバーガー「Impossible Burger」が全米で1000店舗規模へ拡大するというニュース。

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これがImpossible Burgerのミートパティ。見るからにお肉ですが植物性100%。

植物性100%のハンバーガー屋がアメリカで1000店舗に拡大する。
 
IT系のWEBマガジン「Engadget」からこのニュースが発信される理由は、このバーガーの開発にシリコンバレーの大物たちが絡んでいるからに他なりません。
 
このヴィーガンハンバーガーショップを開発、展開しているImpossible Foods社には・・
 
・ビル・ゲイツ
・Google
・李嘉誠(アジアNO.1の大富豪)

 
などが出資しており、2014年にはまだフェイクミートの研究開発段階だったのにもかかわらず80億円の資金を調達したことで話題になりました。
 

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このヴィーガンミートの開発に80億円の資金が使われている。

この記事を書いている僕(@ka__zz)自身も13年ほどベジタリアン生活をしていますがジャンクフードが大好きなので、Impossible社には2014年から注目してきました。
 
Impossible Foodsを創設したのは、米スタンフォード大学教授で初めて起業家に転じたパトリック・ブラウン氏です。彼が発見した植物性から”血”によってそれまではタンパクで味気なかったフェイクミートに、本物の肉のような風味を出すことに成功。
 
その研究に対して、ビル・ゲイツなどが巨額な資金を提供したという流れです。
 
この疑似ミートによって現在1兆ドル規模といわれる畜産業を崩壊させることがパトリック・ブラウン氏の目的だということです。
 

▼2014年、初めてImpossible Foodsをネタにした記事。

ベジタリンが急増しているアメリカの実情とは?

ベジタリアンが多いアメリカは、およそ人口の10%〜14%が菜食で、その割合は年々増えています。
 
そんなアメリカはマクドナルドやバーガーキング、最近ではオーガニック志向なシェイクシャックなど・・ハンバーガー大国として世界のジャンクフード市場をリードしてきました。
 
ちなみにジャンクの意味は英語で”ガラクタ””ゴミ”のことで、ジャンクフードとは栄養価のバランスを著しく欠き、高カロリーで高脂肪、高塩分かつビタミンやミネラルや食物繊維などの栄養があまり含まれない食べ物のことです。
 

 
ところがアメリカという国は皆さんご存知のように、健康保険制度が破綻しています。オバマケアによってさらにひどい状況になったとも言われており、つまりは個人が自己責任で自分の健康を守らなくてはなりません。
 
日本のように安々と医者にかかることができないとなると、病気にならないように予防する意識が高まり、身体を作っている食べ物に注意するようになります。余談ですが、健康保険が破綻したことで医者にかかれないようになっているアメリカは、ガン患者が減少しています。
 
逆に健康保険が充実している日本は、誰でも気楽に医者にかかることができるにもかかわらずガン患者が激増しています。(医者にかかるとガンを発見されてしまうという意味ではありません、笑)
 
アメリカでベジタリアンが増えている要因のひとつとして、健康意識の高まりによってボッタクリな医療にお金をかけるくらいなら、多少は高価でも質の良いオーガニックフードにお金をかけて健康を守る・・ということでしょう。

Impossible Burgerは本当にうまいのか?

Googleやビルゲイツが出資して、どんなに研究予算をかけようとも美味しくなければバーガーは売れません。現在アメリカで10店舗ほど展開していると、記事には書いてあって、実はこの10店舗という数字に衝撃をうけたのです。
 
 
▼実際のインポッシブルバーガー

つい2014年にフェイクミートを研究開発してた同社が2017年3月、つまり2年ちょいで10店舗!!?
 
実際に食べてみないことにはなんとも言えない部分ではありますが、美味しくなければ1店舗目でお客さんが入りません。ましてや現在はインスタグラムやfacebookなどのSNSで情報はアッというまに拡散されます。
 
そんな、状況で10店舗を展開しているということは、どんなに安く見積もっても「まあまあ美味しい」のではないかと推測が立ちます。先に紹介したEngadgetの記事によると、現在このバーガーは一個19ドル、日本円で2100円もします。
 
 
理由は単純で、
 
このフェイクミートの開発コストがかかりすぎているからです。これについては2014年の段階かれ懸念されていたことで、植物で肉を作ってみたのはいいけど本物の肉よりも高くて売れない・・的な話もありました。
 
ところが、今回のニュースによると1000店舗に拡大できるだけの生産体制が整ったということなのです。記事には書いてなかったので推測ですが500億〜1000億円ほどの資金を獲得したのではないでしょうか。
 
2015年の時点でGoogleが300億円で同社を買収しようとしたことがありました。
 

その話は流れてしまったようですが、2016年になってからGoogleの300億円を超えるお金の動きがあったと見て間違いありません。
 
そうでないと、いきなり1000店舗という動きはできませんので。
 

Looks like a burger, tastes like a burger, but not a burger?! Impossible!

The Cookbook Girlsさん(@thecookbookgirls)がシェアした投稿 –

いずれにしても草食男子の僕(@ka__zz)とましては、Impossibre Burgerの今後の展開に注目していきます。もし本当に1000店舗が実現すれば世界の食文化が大きく変わりますから。

いずれベジタリアンバーガー優位の時代が来る。

そして、いずれこのバーガーを日本でも食べることができるように願います。
 
がしかし・・・!
 
僕はこのバーガーを食べないでしょう。
 
理由は・・・
 
あまりにもパティがリアルにお肉すぎて無理です食べるの(笑)
 
 
実際のところ、Impossible Burgerのターゲットはベジタリアンではなく、ふつうのお肉バーガーが好きな人たちです。ですのでライバルはバーガーキングなどのミドルクラスのバーガーチェーンです。
 
もし本当にこのバーガーがが肉々しくて美味しければ、健康面で圧倒的に優れている植物性バーガーを消費者は選ぶでしょう。なぜなら、これからますます健康式は高まり、健康を守ることが自己責任の時代になるからです。
 

それでは皆さん、よい一日を!
 
Have a good day!
 

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