ガンジス河

「ガンジス河の沐浴ガイド」敬虔なヒンドゥー教徒から直伝された方法@インド

ガンジス河

世界中から遥かなる神々の国インドを目指す者たち、そしてヒンドゥー教徒たちにとって心の拠りどころである聖なる河ガンガー
 
ヒンドゥー教の人々はガンジス河(ガンガーは梵語)で沐浴することが、特別で神聖な儀式として太古の昔から行なわれてきました。僕(@ka__zz)も実際に沐浴を体験して、まるで自分が生まれ変わったかのような圧倒的なまでのスッキリした感覚を味わうことができました。
 
このヤバイくらいのさっぱり感は言葉にすることが困難なので、ぜひ皆さんにも体験して欲しい!
 
そして、この素晴らしい体験するには、ちゃんとした知識とやり方を事前に心得ておく必要があります。ということでガンガーの沐浴をプロとして教えているインド人(敬虔なヒンドゥー教徒)から、実際に教わって体験した方法を誰でも出来るようにまとめてみました。
 

敬虔なヒンドゥー教徒ガイドから直伝されたガンジス河沐浴ガイド!

 
まずはじめに、ガンガー沐浴をする目的は「魂と精神と肉体の浄化」だと言われています。

ヒマラヤの奥地から始まるこの聖なる神河は全長2525kmにもなる大河ですが、聖なる沐浴として公式に認めれている場所がたった2kmの範囲だけ..と言われたら、その場所がどこなのか旅に出る前に知っておく必要がありますよね!
 
この記事の内容は、僕がインドでいつもお世話になっているベテランガイドさん(デリーに住みながら500回以上の沐浴経験がある)から教わったものです。ですので、すべてのヒンドゥー教徒に共通した絶対的な決まりごとではなく、慣習や地方ルール的なものも含まれていますから、沐浴の「ひとつのやり方」と捉えていただけると幸いです。

また、補足や誤りや他のいい情報があったらぜひ教えてください!
 
 
ガンジス川 沐浴

公式に認められているのがデリーから北へ約250kmの場所にある聖地ハリドワールという街にある「ハ・リキ・パイリー」というガート(沐浴場)です。この写真は僕が初めて沐浴した時に撮影したもので、夜明け前の午前5時頃の光景です。
 

ガンジス河の沐浴は心構え心構えが大事なんです。

ガンガー沐浴を実際に体験する前は、僕も色んなことを想像してとんでもなくハードルが高いものだとイメージしていました。しかし実際に経験してみると思ったほど大変ではなくて、しっかり準備をしていけば初心者でも難しいものではありません。
 
 
・ガンジス沐浴は霊的体験であることを理解しよう
・初歩的なヒンドゥー教の哲学を理解する(輪廻転生とカルマについて)
・沐浴48時間前から菜食を心がけて身体を清めておく
・沐浴後12時間も身体と魂の浄化のために菜食+小食を心がける
・ヒンドゥーのシヴァ神とガンジス河について簡単に理解しておく

 
僕ら日本人が沐浴する時も、しっかりと神聖な気持ちと心構えも持って体験する必要があります。また、神聖な気持ちで沐浴した場合と、観光気分で沐浴した場合に得られる効果も大きく変わっきます。もちろん、深く考えずシンプルに体験するだけでも大きな意味がありますので、特にヒンドゥー教の勉強をしなくても大丈夫です。
 
 
より深淵な沐浴の効果を期待するのであれば、旅の前に簡単にヒンドゥー教を学んでおきましょう。
 
ガンジス河で正式に沐浴をできる場所は限られています。日本人の旅行記を読むと西インドのヴァナラシで沐浴をしていますが、清潔さと安全面、そして霊的作用の点でハリドワールがヒンドゥー教の公式沐浴場(ガート)になります。
 
ヴァラナシのガンガーにも実際に行きましたが、日本人の沐浴はハードルが高いことを実感しました。なにせ、岸辺に火葬場あったり洗濯、入浴をするのは当たり前で、運がいいと流れる死体を見る事もできます。ここで沐浴した友人のHARA君は後悔していました(笑)なのでヴァラナシでは夕方の礼拝(これも素晴らしい)と、早朝は船に乗って日の出を拝むことをおすすめします。
 

▼ヒンドゥー教のおすすめ入門書

ガンジス河で沐浴をする場所

・巨大シヴァ像があるハリドワールのハ・リキ・パイリー
・プライベートのガートもあるので注意(お坊さん用)
・基本は無料だが、旅行者だとわかると寄付をせまられる場合がある
・初めて行く場合は現地のガイドさんか慣れた人と一緒に行こう

 

 
ハ・リキ・パイリーは全長2kmに渡って沐浴場として整備されており、写真の場所(ここがメイン)の他に僧侶専用の場所やプライベートな沐浴場もあります。
 
 
ガンジス川 沐浴

男子旅で行くなら冒険もかねて日本人だけでも面白いと思いますが、女子旅の場合は安全を重視して、事前に旅行会社で現地ガイドを手配しましょう。インド旅行専門の会社であれば大抵は沐浴に詳しいガイドを用意してくれます。
 
また、日本政府がガンジスの沐浴を控えるように勧告しているとの情報もありますので、くれぐれも体調管理と安全を保って自己責任において旅をしてください。このブログでも僕の体験にもとづいて、特に体調面での注意事項を書いておきますのでぜひ参考にして旅を楽しんでください。
 
 
マーラー 

ガンジス沐浴は早朝ですので、ハリドワールのホテルに前泊をしましょう。できれば、前日の夕方前にはホテルにチェックインしてハ・リキ・パイリーを下見に行きましょう。その時に毎日ガートで17時頃から行なわれる礼拝にはぜひ参加してみてください。世界中から集まった人々が国籍や肌の色、宗教に関係なく皆が一緒に祈りを捧げる光景は日本では体験できないものです。
 

沐浴する時に必要なもの

・男性は水着(上半身裸OK)
・女性は水着の上にパンジャビドレスを着て肌の露出を控える
・バスタオル
・ペットボトル(ガンガーの水を持ち帰る用)
・小銭(100〜200ルピー)
・寒がりの人は着替え一式

 
服装に関して男性はラフでいいのですが女性は肌の露出だけは宗教上NGなのでじゅうぶんに注意してください。水着を着た上にさらにパンジャビドレスを着てください(ドレスは1000ルピーほどで買えます)またアクセサリー類は川の流れが早いので流されて紛失する可能性がありますから氣をつけてください。
 
沐浴でアクセサリーも浄化されますので必要なものがあれば身につけていきましょう。
 

ガンジス川 沐浴

沐浴する時期と時間

・3〜11月なら冷たくてもガマンできる水温
・霊的作用を望むなら午前4時〜日の出まで(太陽が登りきったらNG)
・人が少ない4〜5時台がおすすめです
・何万〜何千万人が一同に沐浴するお祭り期間をさける(事故防止のため)

 
ヒンドゥー教徒の間では最も霊的な効果がある時間帯があり、それが早朝です。この記事の写真もあるようにガートにはまだ暗いうちからたくさんの人がいます。

ホテルからはオートリキシャが便利です。
 
*12年に一度の大祭クンブメーラの様子を取材したブログ → ここをクリック
 
クンブメーラは一日に3000万人が訪れて沐浴をしますから死者も数多くでます。ちなみに明治神宮がお正月の3日間に参拝する人数が300万人ですから、その規模が伺えます。
 
 
ガンジス川 沐浴

ハリドワールのガンジス河は上流になるので、水はけっこう冷たく流れが早いです。その代わりに水は綺麗なのでとても気持ちよく沐浴できます。
 
沐浴している時はガンガーの女神様、シヴァ神に祈りましょう。祈る内容は「日頃の感謝」「魂の浄化」「自身の健康」「仕事の発展」「家族や友人の健康」「家族や友人の人生の発展」「世界の平和」「守護霊の浄化」「家族と友達の守護霊の浄化」などです。
 
ただひたすら真剣に祈りましょう。

ガンジス河での沐浴の手順

ガンジス川 沐浴

1・ホテルであらかじめ水着に着替えておく
2・ハ・リキ・パイリーに向かう(4〜日の出前まで)
3・ガートへいく(橋を渡って街側か、時計台がある中州)
4・軽い準備運動をする
5・ガンガーの水を手にすくって神様に3回水を捧げる
6・ガンガーに礼をして足からゆっくり入る
7・水の流れと冷たさに慣れたら気合いを入れてイッキに頭まで潜る
8・潜りながらひたすら礼拝する
9・苦しくなる前に立って、また潜る..を繰り返す
10・沐浴が終わったら岸にあがりガンガーと太陽に礼をして終わり

 

沐浴の注意点

*太陽が昇っている場合は、太陽に向かって沐浴する
*回数は3.5.11.21.108回のいずれか
*沐浴の数はガイドさんか友人に数えてもらう
*少しだけガンジスの水を飲む(下痢にならない)
*必ずガイドさんか友人に見張っててもらう
*友人が沐浴している間は溺れた時のために目を離さない
*絶対に無理や無茶はしないように
*沐浴が終わった後、瞑想すると気持ちいい
*ペットボトルに組む水は河の奥のほうがキレイ
*冷たい水が苦手な人はホテルで水シャワーを浴びて慣れておく
 
ペットボトルで持ち帰ったガンジスの水は家族や友達(ガンジスの有り難さがわかる人)に分けて配りましょう。たった一滴でもお風呂に入れるだけで沐浴効果があると言われています。
 

デリーからハリドワールまでの交通手段

デリーからハリドワールまで4つの行き方があります(料金は目安です)
 
1・タクシー
乗り場:ガンジー空港など
料金:デリーから1台片道3000〜4000ルピー
時間:5〜7時間
*3〜4人で割り勘するならもっとも快適で楽です。
 
2・ボルボバス
乗り場:ISBT(Inter State Bus Terminus)
料金:650〜700ルピーくらい
時間:6〜8時間
*エアコン・水・クッション付きでわりと快適
 
3・電車+バス(リキシャ)
乗り場:ニューデリー駅
料金:550〜600ルピーくらい
*行きはタクシー、帰りは電車のパターンが色々体験できて楽しい!
 
4・ローカルバス
乗り場:ISBT(Inter State Bus Terminus)
料金:200ルピーくらい
時間:5〜8時間
*コストはいちばん安い、エアコンなし、根性が必要
*交通状況によってバス・タクシーは2〜3時間の差が発生します。
 
 
▼インドガイドブックの決定版がこれ「ロンリープラネット英語版」
Lonely Planet India
 
 
ガンジス川 沐浴

ガンジスの沐浴にはとても深い霊的な意味がある。

ガンジス沐浴は日本で神社に参拝する前の禊(川や海で身を清める)に似ていますが、霊的な意味合いが日本のものより相当濃い慣習です。インドではガンジスで沐浴すると聖なるパワーでカルマが洗い流されると信じられています。さらに、自分が死んだ後に火葬後の灰や亡骸をガンジスに流すと解脱できる、もしくは解脱に近いレベルまで魂が昇華すると言われています。
 
修行僧や信心深いヒンドゥー教徒は、全財産を投げ打ったり家庭を捨てたりしてまでハリドワールに引っ越して来て毎日沐浴と瞑想に励んでいる人も大勢います。
 
ガンジスの沐浴はインド人にとってはもちろん特別なものですが、日本からわざわざ長い休みとお金を使って行く僕らにとっても特別なものです。ヒンドゥー教徒ではない僕らにもガンガーの女神様は分け隔てなく祝福を分けてくれます。

ガンジス沐浴後の体調の変化について

ガンジス河で沐浴するとかなりの確率で下痢や発熱によって身体のデトックスがすすみます。一般的には雑菌による感染症など物理的な原因で体調を崩すと言われていますが、僕自身そして友人たちの経験を聞くと感染症に当てはまらないと思われる症状がほとんどです。
 
僕の体験をお話すると、沐浴後6時間後に下痢スタート→およそ3日間食べ物を身体受け付けず身体の中は空っぽに→しかし不思議と体力があるので旅は継続→3日後の真夜中に高熱が出て大量の汗をかき(苦しくなかった)4日後の朝、目覚めたら身体はスッキリ..
 
下痢の症状は移動の最中だったのでとても大変でしたが、苦痛がなく身体から悪いものが出て行った感じでした。とはいえ、友人たちの話を聞くとけっこう大変だった場合もあるので症状については人それぞれと言うことでしょうか。
 
下記にも書きましたがガンジスの水を少しだけ飲むと、身体の中も浄化されて下痢や発熱を防ぐことができるといいます。確信できるほど僕自身が回数を重ねてないのであくまで参考にですが、僕がこのことを知らずに誤って河の水を飲んでしまった時は体調は万全で、飲まなかった時は実際に下痢になっています。

ガンジス沐浴後の体調変化への備え

・沐浴前12時間はなるべく小食にして胃腸を軽くしておく
・沐浴後12時間も食事はフルーツだけにして胃腸を休める
・沐浴時にガンジスの水を数滴飲む(500回以上沐浴体験があるインド人の知恵)
・沐浴の日はハリドワールでのんびり過ごす
・万が一のために薬は用意しておく

 
沐浴当日は、体調の変化を見越してあらかじめ移動はさけて、ホテルなどで瞑想やヨガや読書などをしてのんびり過ごしましょう。
 

ガンジス川 沐浴

ガンジス沐浴の効用について

沐浴中、そして沐浴が終わった後の爽快感は言葉で表現できないほど素晴らしいものがあります。これは理解していただくのは実際に体験してもらう他にありません。
 
下記は僕が実際に体験したものです。
 
・カルマが流されて魂がスッキリする(重いカルマは流されません)
・身体の浄化によって慢性的な問題がよくなる
・精神的な問題が解決される
・仏像や小物もガンジスで沐浴させるとエネルギーが高まり浄化される
・カルマが軽くなることで人生が好転する
・守護霊の魂も合わせて浄化される

 
霊的なことで目には見えないことですから、捉え方によっては単なる偶然かもしれませんし迷信であるとも言えます。しかし僕も含めガンジス沐浴を経験した友人達の話を聞くと、何か特別なチカラが働いているとしか思えない様な出来事がたくさん起きています。

ガンジス沐浴のモデルコース

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1日目
8:00 デリーを出発
15:00 ハリドワールに到着
15:00 ホテルにチェックイン
16:00 ハ・リキ・パイリーを下見
17:00 礼拝に参列(1時間)
19:00 ホテルに戻る
 
2日目
4:00 起床
4:30 ホテルを出発
5:00 ハ・リキ・パイリーで沐浴
5:30 瞑想
日の出を拝みながら沐浴
7:00 ホテルへ戻る
17:00 初日に礼拝へ参加できなかったら2日目に参加
 
*この日はホテルでゆっくりと瞑想や読書をして休息日にしましょう。
 
3日目
次の目的地に向けて出発!
 
 
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ということで、長々と説明してきましたが、ここまで読んでいただいた皆さんはきっと神様から祝福をされている人だと思います。ぜひ実際にハリドワールへ行って沐浴を体験してみてください。きっと人生の宝物になる経験になるはずです。
 
もし、分からないことや不安なことがあればメッセージをください。僕がわかる範囲で回答させていただきますので。
 
 
それでは皆さん、どうかよい旅を!
 

 
 

ガンジス河
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