2016年9月17日、午後6時50分過ぎ。
成田へ向けて走る高速バスの中でこの記事は執筆をスタート・・
毎年のように旅しているインド、今回はいままでと比べても相当面白い旅になるはずで、タイトルにもあるように予定表には聖地を巡るルートが組まれているのですが、世間一般的な巡礼ツアーではなく、観光色は一切なしの、いってみれば学びと修行の旅なのです。
僕たちはどうしてインドを旅するのか?
(2015年7月、フライト前の成田空港にて。)
毎回インドを旅すると「そこまでして何でこんなところまでまで来るのよ?」と、そんなふうにアタマでは思うことがあるんです。毎度毎度いろんなハードな出来事が起きたり、体調をくずしたりすると ・・
でも、そのいっぽうで心の奥深くにある潜在意識の僕(これが本当の僕の心かもしれない)はすっごい喜んでいるんですよね。
魂がうずくんですよ。
インドの聖地は。
それは、タージマハルとか世界遺産とか、地球の歩き方にのっているような鉄板スポットではなくて、およそ人類の歴史で日本人が足を踏み入れたことがないような場所のことを指しています。
もう少しわかりやすく例えるとすれば、
高野山とか伊勢神宮ではなくて、歴史やメディアなどの表舞台に決して出ることはない、山奥深くにある超マイナーなんだけど、何千年も脈々と人々の信仰を集めているような、そんな場所まではるばる行っては、インド人もびっくりの儀式や行事に参加しています。
参加するだけではなくて、あまりにも不思議すぎて凄すぎて、現時点では自分メディアであるこのブログでも書けないくらい、ぶっとんだ体験をさせてもらっています。
僕がこの世界で生きる本当の目的。
(2014年、北インドはハリドワールの沐浴場、ハ・リキ・パイリーにて)
そんなディーブな旅ですから、もちろん体力も精神力も、そしてお金もガッツリ使います。
では、僕がなぜ過酷な思いをしてインドへ行くのかというと・・
「魂を成長させるため」に、他なりません。
そして、自分自身のことをより深く知るための、自己探求の旅です。一般的には「自分探しの旅」と表現されていますが、僕的には「自分無くしの旅」です。
そう、自分を無くすための旅・・
今まで育ってきた環境や経験、情報、他人の価値観、思考、感情などによって、僕も含めてほとんどの人が自分ではない自分を生きています。
自分だと思っている自分は、本当の自分ではない嘘の自分。
たとえ経済的にも物質的にも豊かであっても、世界中を飛び回っていたとしても、「自分らしさ」という狭い世界に自分を閉じ込めている。
自分らしさという嘘の自分を壊すための場所。
そんな檻の中に閉じ込めている自分を解放するには、自分だと思っている自分を作っている過去の価値観や思い込みをバッサバッサと捨てる、つまり自分を無くしていく。
僕がいままで常識だと思っていた価値観、それは人や社会のあり方もそうですが、物理現象や宇宙観に至るまで、常識がまったく通用しないインドの聖地に身を置くことで、無意識レベルで大きな衝撃とエネルギーによって、自我が崩れていくのです。
それを目の当たりにした僕たちは、ただただ畏敬の気持ちにならざるを得なくなる。
さあ、前泊するホテルに到着しました。
今回はどんな出来事が待ち受けているでしょうか。
何が起きたとしても、素直に受け入れられる僕であるように。
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それでは皆さん、よい旅を! Have a good trip!