野菜料理家・庄司いずみ先生のベジタブル・クッキングスタジオで行わらた「食べるヨガ」のクラスに参加してきた僕(@ka__zz)です!
今や伝説とまで言われる東京は中野にあったゴーヴィンダズというヴィーガンレストラン。現在は鎌倉のご自宅で予約のみの営業をされているヤムナさんによるレッスン・・
とにかく素晴らしすぎました!
料理を作ることが瞑想となり、最初に神様へ捧げるため味見はいっさい無し。そして、食べる前に全員でお祈りをする・・神聖で居心地が良い時間を過ごすことができました
ということで、クラスの様子をレポートします。
神聖で美味しい「食べるヨガ」の真髄は神に捧げる料理を作ることにある。
(レッスン開始40分前のキッチンスタジオの風景)
都内に引っ越して、美味しいご飯を自炊するために通い始めた料理教室、代々木上原にある野菜料理家・庄司いずみ先生のベジタブル・クッキングスタジオ。
ひと月に1〜2回のペースで通い始めてから1年あまりが経過・・
これまで数々の料理を習いレパートリーとレシピは増えたものの、いまだ引っ越しが実現せず、自慢の料理を作らないでいる僕。そろそろ本腰を入れて引っ越しを推進しよう!と思うこの頃・・
時はさかのぼること、6月中旬・・
友人まゆさん主催の「うれしごはんの会」というイベントで、念願だった鎌倉にある隠れ家ヴィーガンレストラン「ゴーヴィンダズ」で、それはもうびっくりを通り越して衝撃的に美味しいランチをいただいたのです。
それが「食べるヨガ」で、今回講師として教えてくださるヤムナさんが作ってくれた料理をいただきながら、ふつうの食卓ではありえないほど神聖で楽しい時間を過ごしたのでした。
(庄司いずみ先生とヤムナさん。)
その一週間後にちょうどヤムナさんのクラスが開催されるということで、残席わずかなところを滑り込みセーフで申し込み、この日に至ったのでした。
ヤムナさんプロフィール
村田 由恵 / 岡山県生まれ。22年前からマクロビオテックを始める。結婚してまもなく家族3人でハワイのカウアイ島に移り、約半年間、スプラウツを育てながらアシュタンガヨガを学び帰国。その後、バクティヨガに出合う。
クリシュナ寺院で約10年間調理担当を務め、2001年より菜食家庭料理の店「ゴーヴィンダズ」をオープン。現在は、夫と共に食事、瞑想、哲学、音楽などをとり入れた、ヨガの精神的メッセージを伝える「生きるヨガ」のクラスを自宅で主催。
Amazonから引用
ゴーヴィンダズ公式ページ
(うれしごはんの会を主催しているまゆさん)
食べるヨガ、ということで料理を作るところからふつうと異なります。
ヤムナさんによると、作る人の思いやコンディションがとても大切で、思ったことや気持ちのように目には見えないエネルギーが、作られる料理に大きな影響を与えます。
作る人、作る時の状態がダイレクトに料理に伝わるんです。
▼まゆさんのブログ
(てきぱきと作業をする頼れる友人まどこさんとにしまきさん)
一緒に作る人の大切さ。
クラスは4人のテーブルごとに編成して行われました。
今回は食べるヨガをしっかりと実現するために、みんなのエネルギーが良い状態になるように日頃から気心が知れていて、信頼をし合えるメンバーでチームを作りました。
鎌倉のゴーヴィンダズに一緒に行ったまどこさんと大福ちゃん。そして僕がリスペクトしている料理人にしまきごはんの真紀さん。
料理の腕や経験は特に関係がなく、気配りとか思いやりがしっかりとできる、人間的に尊敬できる女子たちです。
ちなみに、うれしごはんの会のまゆさんは、とにかく明るいまゆさんなので、オールマイティに誰とでもコミュニケーションがとれる才能とリーダーシップを持っているということで、となりのテーブルを仕切っていただきました。
▼頼りになるヴィーガン料理人真紀さんのカフェイベント「にしまきごはん」
(僕が担当したゴーヤの素揚げ。油の温度調整に失敗して、女子たちから怒られながら揚げました)
食べるヨガってなに?
これっていったい何だ? と思いますよね。
僕も最初、アタマの中が??になりました。
“食べるヨガ”じつは造語ではなくて、古来インドより伝わる聖典の教えで、およそ5000年以上受け継がれてきた伝統的なヨガなんです。
おいおい待てよ、ヨガって身体をくねくねさせる体操のことだろ?と思った人。
はい、残念。
あなたは大きな勘違いをしています。
(きゅうりのガスパチョ。味見ができない一発勝負なので下ごしらも真剣です)
ここで、“ヨガ”の本来の意味を教えましょう。
僕が主催してBotでつぶやいている「あるヨギの自叙伝」の聖者ヨガナンダの言葉から。
「ヨガ」を行ずる者を「ヨギ」という。ヨガはサンスクリット語の"一体になる"の意で、神との意識的合一を得るための、インド古来の瞑想の科学である。
— 聖者ヨガナンダの言葉 (@YOGANANDA_Words) 2016年7月4日
ヨガ=神との意識的合一得るための科学
簡単にいうと”自分=神様“になること。そして、それを目指すことをヨガといいます。日本でも古来から人間は”神様の分け御魂(みたま)”と言われてきました。
ヨガは瞑想の科学。
科学は、再現可能な物理現象が前提になりますが、まさしくヨガは人間が神になることを目的とした再現可能な科学なんです。
かなり大げさになってきましたが、この前提をしっかりと理解、もしくは理解しようとしないとヨガを語ることはできません。体操のヨガは、ヨガのひとつの表現方法であって、本来の目的はフィットネスではなく”神になること”です。
(いつも以上に真剣に、そして想いを込めて作る大福ちゃん)
多少むずかしい話になりましたが、簡単に言うとヨガは「元の自分に戻る」ための方法で、それを僕たちが生きていくのに必要不可欠な”食”で表現したのが食べるヨガということです。
ゴーヴィンダズの公式ページによると・・
ゴーヴィンダズの食事はすべてプラサーダムです。
”プラサーダムとは神の慈悲”という意味です。
味見をせずに、瞑想的に愛と感謝を込めて作ります。そして、まず神に捧げます。
すべてを与えてくれた神に、愛を込めてお料理したものを捧げてそのお下がりを頂きます。
食事する時も、すべての五感と心を込めて瞑想的に食べます。
このすべてが食べるヨガです。
食べるヨガとは、食べるサイエンスです。アーユルヴェーダでも、食べ物に意識が入り、その食べるものがわたしになり、わたしの心、体、意識を作り出すことが説明されています。
@ka__zz)” width=”1024″ height=”1024″ class=”alignnone size-full wp-image-28980″ />(色とりどりな野菜を炒める僕(@ka__zz))
およそ1時間の調理実習、失敗はいろいろとありましたが(女子たちはほぼパーフェクトな仕事でした)が、なんとか無事に4品の料理を完成させることができました!
あとは、盛り付けて完成ということで・・
さあ、ここで僕の出番です!
といっても、指示を出すだけですが(笑)
他のチームよりも可愛くそしてゴージャスに!
闘争本能をむき出しにして盛り付けにこだわった結果・・・
完成!
こんな素敵なりました!
あまりにも出来がよかったので、庄司いずみ先生に褒められたあげく、さらに写真まで撮っていただきました。
怒られながらがんばった甲斐があります(笑)
いっさい味見をしないで作った料理を、
キッチンスタジオに作られた祭壇にお供えして、参加した全員で祈りを捧げました。
神様のために丁寧に大切に料理を作って捧げること・・
それはつまり、自分(人も)を丁寧に大切に扱う・・ということなんです。
だって、自分も人もみんながそれぞれ神なんですから。
一緒に食べる人も大切なんです。
いよいよ料理を食べる時がやってきました!
いつもなら、何も考えずにむしゃむしゃと食べていましたが、今回は食べるヨガです。
ちゃんと、どんな感覚で自分がご飯を食べるのか意識を内側に向けていただきました。
すると、やっぱり違います。
みんなが一生懸命に作った料理から、じんわりとした優しいエネルギーを感じることができました。そして味見しないで作ったのに不思議と美味しいですし、自然と感謝のような気持ちが湧いてくるんです!
ふだんは飲むようにガツガツ食べている僕なのに(笑)
ヤムナさんと庄司いずみ先生を始め、クラスに参加されたみなさんがまるで親戚のような雰囲気で和気あいあいとお昼ご飯を食べているような感覚でした(笑)
材料を作ってくれた大地と太陽に、美味しいご飯を作ってくれた女子のみなさんに自然と感謝が溢れる食卓となりました。
美味しいご飯を食べてすっかり満たされたチームのメンバーたちと庄司いずみ先生。
この後、お茶を飲みながら話が盛り上がっていると、庄司いずみ先生の提案によって、今回も大活躍してくれたヴィーガン料理人の”にしまき”さんが、このスタジオでの講師デビューが確定しました!
おめでとうございます!
庄司いずみベジタブル・クッキングスタジオ
場所:東京都渋谷区大山町45-4
公式ページ:https://shoji-izumi.tokyo/
レッスン:不定期開催→スケジュール
駐車場:無(近くにコインP有)
アクセス:小田急線・千代田線代々木上原駅北口より徒歩2分
▼ヤムナさんのレシピ本
それでは皆さん、よい一日を!
Have a good day!