ベジップルズ

《Gives revolution to the world × Veggies 2017》世の中に大きな影響を与えたベジを選出。

ベジップルズ

テレビや雑誌、インターネットなどのメディアに「ベジ」や「ヴィーガン」という単語が、当たり前のように登場するようになっている現在。
 
今から2〜3年前には夢にも思わなかったようなことが現実になっています。想像をはるかに超えたベジ文化の拡がりは、現実はまだマイノリティで向かい風な環境の中、ベジ業界に携わるたくさんの人々のチャレンジと努力によって成し遂げられています。
 
そこで、地球レベルでベジ文化の拡大を推進しているベジップルズが、ベジによって日本社会に大きな変革と影響を与えた個人、団体さまを表彰させていただくことにしました!賞のタイトルは「Gives revolution to the world × Veggies」で今回が第1回となります。
 

Gives revolution to the world × Veggies 2017を発表します。

さあ、第一回目となるGives revolution to the world × Veggies 2017(略してベジーズレボリューション2017)は、当ブログベジップルズを主催する僕(@ka__zz)の独断で選出させていただきました!
 
選出の基準は・・
 
・ベジ文化の拡大に多大な貢献をしている
・ベジタリアンの枠を超えて広い視野で活躍している
・逆境のなかフロンティア精神を発揮してがんばっている

 
そんな個人、お店、団体を選ばせていただきました。

ラーメン界にベジソバで衝撃を与えたソラノイロ

ソラノイロ

店主宮崎さんが率いるラーメン店ソラノイロ。あまりにも有名になったベジソバはベジタリアンなのみならず、女性を中心に一般のラーメンファンの間で愛されるラーメンとなりました。
 
麹町の本店と東京駅ラーメンストリート(&京橋エドグラン)で、今までベジ料理とは縁もゆかりもなかった人たちに「ベジ」の美味しさと楽しさを提供しています。その評判は、テレビや雑誌などの大手メディアでも頻繁に取り上げられて、ゴールデンタイムのバラエティ番組で「ヴィーガン」の文字を躍らせたり、経済番組で特集を組まれたりと、日本全体・・いや世界中にベジラーメンを発信しています。
 
 
ソラノイロ

僕自身もヴィーガンベジソバや期間限定のラーメンの大ファンで、足繁くお店に通っています。東京駅という立地なので、外国人旅行者たちが美味しそうにベジソバを食べている様子は感動的です。
 
現在は、東京に3店舗、そして店主宮崎さんがプロデュースした沖縄のストライプヌードルの4店舗でベジラーメンを提供していますが、今後は西へ、そして海外からもオファーが来ているということです。。
 

全国168店舗でベジタリアンカレーを展開するCoCo壱番屋

全国168店舗(2017年1月時点)で、植物性100%のベジタリアンカレーを販売しているCoCo壱番屋。いちばん衝撃的だったのは、西新宿の繁華街にあるココイチで、お酒に酔ったサラリーマンが真夜中にベジタリアンカレーを飲み込むように食べている光景でした。こんな光景を誰が予想できたでしょうか?
 
誰もが知っている全国チェーン店でヴィーガンカレーを本格的に展開する・・
 
まさしくココイチは日本のベジ文化を底上げしたと言っていいでしょう。
 
そしてCoCo壱番屋の功績は、
 
ヴィーガンなのに、通常のカレーと遜色ない美味しいカレーを提供していることです。
 
 
ココイチカレー

このベジタリアンカレーが本当に美味しくて、最高5日連続で食べたこともある僕(@ka__zz)です。どんなに身体によくても、美味しくなければ食べる人はいなくなります。しかしココイチのベジカレーは誰が食べても美味しいと思えるほど、ハイレベルな味の基準で提供しているのでした。
 
事実、ベジタリアンカレーを提供する店舗は拡大しています!
 
現在はポークカレーが基本ですが、近い将来にはベジタリアンカレーが全メニューのベースになることもあり得る話だと僕は考えています。
 

一流シェフからベジ料理を習えるレッスンを開催している野菜料理家の庄司いずみ先生

庄司いずみ

野菜料理のレシピ本を80冊近くも出版し、NHKや読売新聞などでも積極的にベジを発信しつづける庄司いずみ先生。最近では酢しょうがやデトックスの本がベストセラーとなり、2016年には野菜すしの本が英語に翻訳されて世界中で発売されました。
 
また、伊藤忠商事本社の社員食堂のメニューを監修したり、ファミマのお弁当を開発しています。より身近なところで美味しいベジ料理を食べることができるように、精力的に活動をつづけています。
 
そんないずみ先生が代々木上原にOPENさせたベジタブルクッキングスタジオでは、都内近郊で活躍している有名シェフを特別講師にむかえ、超一流の野菜料理を習うことができます。
 

料理教室

僕も参加したことがあるベジタブルクッキングスタジオの料理教室に通っている生徒さんたちは、およそ8割がベジタリアンではない人たちです。そして、参加された皆さんたちが、野菜だけでこんなに美味しい料理が作れて凄い!と口々に語っているんです。
 
そんな様子からも、ベジ料理をより広い層に伝えているのが庄司いずみ先生です。
 

牛丼チェーンの最大手なのに「ベジ丼」をメニューに加えた吉野家

吉野家 社長

お肉が主役の牛丼チェーンの最大手「吉野家」が、2015年〜2016年にリリースしたベジ丼シリーズ。全国およそ1200店舗で、お肉を食べに来たお客さんに大きなインパクトを与えました。
 
いくら野菜が健康に良いとはいえ、牛丼屋がベジ丼を売る・・ということは、ベジタリアンレストランで本物の牛丼を売ること、と同じです。その経緯には大変な苦労があったと思われますが、吉野家ホールディングス河村社長の「僕が食べたかったから」という理由ですぐに商品化されたようです。
 
残念ながら2017年にはメニューから消えておりますが、個人的には味を改良して復活してほしいと願っています。
 

主要バーガーにソイパティが選べるようになったモスフードサービス

てりやきバーガー

日本のファストフード界の中でも上質な野菜と商品を提供してきたモスバーガー。
 
2016年4月からスタートした「ソイパティ」はモスチーズバーガー、てりやきバーガー、モス野菜バーガーなど主要8バーガーで選択できるようになりました。大豆がお肉の代わりになる・・日本全国レベルで認識させる偉業と言っていいでしょう。
 
大豆が主原料ながら、ソイパティはとにかく美味しいのです!
 
全国1738店舗(2017年2月現在)で、本来なら消費されるはずのお肉が大豆に変わることで、健康にも環境にも絶大な影響を及ぼすであろうことは、簡単に想像することができますよね!
 

世界から訪れるベジタリアン向けにグローバルなRAMENをリリースした新横浜ラーメン博物館

ラー博

ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ロンドン・・世界の主要都市で、日本式ラーメン店が人気になっているという現実。いちばん最初に紹介したソラノイロが、パリで開催されたラーメンイベントに出店したところ、たくさんの人からベジタリアン向けのラーメンはないのか?と質問されたことがキッカケでベジソバが誕生したという有名な話です。
 
新横浜のラーメン博物館は、日本で最初のフードテーマパークで年間90万人以上のお客さんが来場しており、そのうち外国人は15〜20万人とも言われています。
 
そんなラー博がベジタリアンとムスリムでも美味しく食べることができるラーメンを2014年にリリースしたことは、ラーメン界のみならず、日本の外食産業に大きな影響を与えました。
 
 
こむらさき

ラー博に出店しているラーメン店は誰もが知っている繁盛店ばかり。
 
上の写真は熊本ラーメンこむらさきの「野菜だけでつくった王様ラーメン」で、見た目はとんこつラーメンそのままです。海外から訪れる旅行者たちが、人気の観光スポットでスマホで写真を撮ってSNSへ投稿する・・
 
Vege RAMENが世界へ発信され、インバウンドを呼び込む。
 
日本のベジ文化におけるラー博の功績は計り知れないものがあります。
 

「T’sたんたん」東京駅ナカで女性と外国人が9割以上をしめるラーメン店

ramen

今回選出させたもらった10の個人、団体のうち3つがラーメンという結果になりました。
 
前述した通りに、ラーメンは日本の国民食で、さらに世界中で人気が高まっており、必然的に注目度も影響力も高くなっているからです。そんん状況のなか、日本と東京の交通の中心となるJR東京駅構内で人気のお店がヴィーガンラーメン専門店の「T’sたんたん」です。
 

まずビックリするのが客層で、外国人と女性が9割をしめていて、一般的なラーメン店では見ることが出来ない光景が繰り広げられています。お肉、魚、卵、牛乳、添加物などをいっさい使っていない担々麺をさまざまな国籍、人種、肌の色、宗教の人々が美味しそうに笑顔で食べているのです。
 
菜食が世界に平和をもたらす・・
 
T’sたんたんはそれが現実となっているお店です。
 

「アリアナ・グランデ」ヴィーガンを公言する世界の歌姫

アリアナ

世界の歌姫と呼ばれるアメリカの歌手アリアナ・グランデ。
 
彼女のインスタグラム(@arianagrande)のフォロワー数はなんと9550万人で、もう少しで1億に到達する勢いです。日本でも絶大な人気を誇り、来日する旅に、ミュージクステーションや人気番組に登場しています。
 
そんな彼女は、自身がヴィーガンであることを公言し、菜食主義なライフスタルをさまざまなメディアで披露していることもあり、日本のファンたちに「ヴィーガン」という言葉とスタイルを認知させました。
 
それだけではなく、ヴィーガンになればアリアナのように可愛く綺麗になれる・・多くのファンからそんな発言が出るほどの影響を与えています。ちなみにアリアナが来日した時には必ず表参道のベジカフェ「BROWN RICE」へ訪れています。
 

「ビーガングルメ祭り」東京・名古屋・京都でフードフェスを開催!

ビーガン祭り

東京、名古屋、京都の3都市で開催した「ビーガングルメ祭り」は文字通りベジタリアンフードのお祭りです。
 
ベジタリアンだけではなく、一般の人たちでも気軽に参加できるように会場と演出に工夫を凝らし、たくさんの来場者たちに美味しいベジフードを食べるキッカケを提供しました。このフードフェスを主催、運営している「ビーガングルメ祭り事務局」の皆さんは、自分の本業を持ちながらボランティアで運営されています。
 
日本のベジ文化を質、量ともに向上させているビーガングルメ祭りは、フードフェスの枠にとらわれず様々な活動を通して、これからもたくさんの日本人にベジの美味しさを伝えていくことでしょう。
 

超肉食の街博多でマクロビ弁当を売る「エヴァダイニング」

エヴァダイニング

さあ、Gives revolution to the world × Veggies 2017の最後を飾るのが、博多駅ナカにあるマクロビオティックでヴィーガンなお弁当を販売する「エヴァダイニング」です。
 
ご存知のように博多といえばもつ鍋、とんこつラーメン、鳥皮、明太子・・など、この世の肉を全て食べ尽くすほどの超肉食都市です。右も左も肉肉肉肉なアウェイで、エヴァダイニングはベジ専門のお弁当屋としてひときわ異彩を放っています。
 
そんなエヴァのお弁当は、ベジタリアンだけではなくて地元のOLさんを中心にたくさんの旅行者や市民に愛されています。
 
 
エヴァダイニング

なぜ超肉食の街でベジタリアン弁当が愛されているのか?
 
その秘密は、美味しいのは当然として、圧倒的なまでのコストパフォーマンスの高さと豊富な種類です。東京で買えば最低1000円はする内容のお弁当が500〜600円で買えてしまうのです。
 
この企業努力とフロンティアスピリットに対して最大級の敬意を表します。
 

主催者からの挨拶

今回選出させてもらった個人、団体さまにはメールにて感謝を伝えさせていただきます。現在、僕たちが手軽に美味しいベジごはんを食べることができるのは、まだまだ逆風なマーケットであるにもかかわらず、ベジフードというマイノリティな世界で果敢なチャレンジと絶え間ない努力をされているすべての人々のおかげさまです。
 
そして僕たち人間は太陽、海、川、大地、植物、動物、昆虫、微生物・・自然界のすべてに感謝と畏怖の念を忘れてはなりません。
 
このメディア「ベジップルズ」の目標は全人類のベジ化です。
 
その念願が達成されるまで、これからも情報の発信をつづけて参ります。
 
 

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