人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった・・・故、永井一郎さんのナレーションで始まる機動戦士ガンダム。
僕(@ka__zz)が初めてガンダムを観て夢中になっていた1980年頃、まさか実物大のガンダムが大地に立つなんて夢にも思っていませんでした。
そんなお台場のRX-78ガンダムですが、実はかっこよく写真に撮るのって案外むずかしいのです、下手すると安いプラモデルみたいにチープになってしまったり。
ということで、自称iPhoneグラファーな僕がちょっとしたコツなどを上から目線で教えてあげます。
iPhoneでお台場のガンダムをかっこよく撮影するコツを教えてやるぞ。
僕の自慢をひとつすると、お台場のガンダムが大地に立つ前の状態、つまりトレーラーでパーツを運ばれているところを見たことがあります、リアルに。
それはまるでサイド7のコロニーで連邦のV作戦を目撃してしまったジオン兵のように興奮して命令違反をしそうになりましたよ。
そんな思い出話はさておき、お台場のガンダムってシロウトが撮影すると、バンダイの初代1/60ガンダムのようにかなりかっこ悪く写ってしまうんですよね。
はい、こんな感じで。
ぜんぜん、巨大感は出ないし、ただ直立しているようで動きがなくて兵器ではなく、ただの置き物にしか見えません。
ガンダムって宇宙で戦闘する兵器ですよ。モビルスーツなんですよ、ニュータイプに覚醒したアムロが操縦する。
それがどうですか、このざまは←僕が撮影したのですけどね。
まあ、はっきり言ってガンダムの顔って、そのデザイン的に下から見るとあまりカッコよくないのです。
逆に上から見下ろすように見ると相当カッコいいのですが、残念ながらリフトで登らない限り、そのアングルで撮影するのは無理です。
そこで、、
1・顔はなるべく写さない。
これが最初のテクニックです。頭部がなるべく入らないように撮影してみてください。人形は顔が命、といいますから本来であればガンダムも顔が写ってなんぼです。ところが、不思議なことに顔を写さないことで魅力が増してしまいます。
あえて、顔が入るように撮影する場合は、1枚目の写真のように遠くから、それも横顔が写るようにするとわりといい感じになります。
2・足だけを写す。
実物大のガンダムの魅力は何と言っても実物大であることです。この単純な魅力をいちばん表現できる絵が「足」なんです。コツとしては人が入るように撮影することで、さらに巨大感が増します。
こんな感じで注意書きが書かれたデカール(プラモデルのシール)の文字までわかるくらいどアップで撮影すると、さらに迫力が出ます。
いいんです、足だけで。より細かいディティールが撮影できるので、
3・夕暮れ時に、沈む夕日と共に。
夕焼け空とモビルスーツ。
これほど絵になる組み合わせはありません。
少し引いた距離がかっこいい!
人を写すのもお忘れなく。ガンダムの大きさがより引き立ちます。
黄昏にくれるガンダム、リアルに地上戦でホワイトベースが隣にあるんじゃないかと錯覚できるほどの存在感を表現することができるでしょう。
4・逆光を利用する。
お台場の位置的に夕日が沈むタイミングでガンダムを撮影することができます。
上の写真のように、ほらご覧のとおり。戦闘を終えた後の雰囲気が出てますよね。
5・ライトアップされるまで待つ。
この日、僕らがお台場にやってきたのが15時前。
17時のライトアップまで、ダイバーシティのカフェで男同士で語り合いながら待ちましたよ。
スチームによる演出がかっこいい!
この瞬間に立ち会ってぜひとも撮影してほしいと思います。
6・背景のビルと共に。
上の写真はかなりの自信作で、ガンダムの迫力と美しさが両方表現できました。
背景の樹、そしてダイバーシティの建物がまるでジャブローのようではありませんか!
我ながらうっとり。
最後は、僕のガンダム写真の最高傑作をお見せします。
スマホで撮影する友人H氏、ダイバーシティ、歩く人、日が落ちた後の空、ライトアップされるガンダム・・
こんな写真を撮れてしまう自分がこわい。
最後に、僕(@ka__zz)はガンダムではなくてシャア専用ザクが好きです。
それでは皆さん、よい一日を!
Have a good day!