ヨガの本家インドでは、カレーを食べるヨガがあるって知っていますか?
簡単に言うと”食べる”という行為によって自分を成長させるヨガで、ただ食べるのではなくて、目の前にある食べ物を通して、自分という存在を高めていく・・そんなヨガです!
僕(@ka__zz)が先日うかがった鎌倉の「ゴーヴィンダズ」は、食べるヨガの第一人者である村田ヤムナさんが運営する隠れ家菜食レストランで、ヨガうんぬん以前にとにかく美味しくて、ボリューム満点(200点)で、最高に大満足してしまいました!
生きててよかったーーーって思えるベジ料理でした!!!
ということで、ベジごはんが大好きな人、ヨガを実践する人全員に食べて欲しいヤムナさんのビーガン料理と食べるヨガを紹介します!
食べるヨガを実践できる鎌倉の隠れ家ベジレストラン「ゴーヴィンダズ」
海のない北関東で育った僕(@ka__zz)なので、鎌倉は異国に来たような気分になります!
栃木、群馬、茨城とは明らかに空気感がちがう鎌倉。
鎌倉時代は幕府があった日本の中心ですから、どこか凛とした格調の高さを感じてしまいます。
さてさて、今回の目的は食べるヨガです。
ヨガといえばインドです。
かと言って、インド料理店ではありません。
音楽家であり料理家でもある村田ヤムナさんが運営する”VEGITABLE KITCHEN GOVINDA’S“は、鎌倉の二階堂にあるご自宅でやっている隠れ家レストランです。
以前は東京中野でお店「GOVINDA’S」をやってヤムナさんが、鎌倉へ引っ越しをされて、現在は知る人ぞ知る名店として完全予約制で運営をしています。
さらに、不定期開催ですが代々木上原にある野菜料理家の庄司いずみベジタブル・クッキングスタジオでレッスンを開催しています。
▼僕がレッスンに参加した時の記事
1日1組限定の完全予約制で人数は3-6人くらいまで対応してくれます。
ヤムナさんはゴーヴィンダズ以外でも、東京船堀のイスコン(クリシュナ寺院)や音楽など様々な活動をされているので、1ヶ月前くらいに予約をするといいでしょう。
アクセス
鎌倉駅からタクシーだと10分ほど、京急バス [鎌20] 大塔宮行で10分”大塔宮バス停”で降りて徒歩5-6分。住宅街にあるので、がんばってたどり着いてみてください。
ビーガンで五葷抜きなのに超絶に美味しいヤムナさんのベジ料理。
ヤムナさんの料理は、鎌倉野菜をふんだんに使った植物性100%のビーガン、にんにく・たまねぎなどを使わない五葷抜きで、インド料理、日本料理、スペイン料理、トルコ料理などなど、世界中の美味しい料理がベースになっています!
何を食べても美味しくて写真を観ているだけですぐにでも食べたくなってしまうのです!
この日は、超大盛りのサラダから登場してきました!
この日の献立は・・
・きのこと鎌倉野菜の温サラダ
・春キャベツとキヌアと稗の豆乳スープ
・根菜のケーキサクレ
・豆腐ステーキとロースト野菜のベジバーガー
・コフタ(豆のハンバーグ)のベジバーガー
・おからメンチと味噌ソース
・自家製ママレードソースの豆腐チーズケーキ
という豪華すぎる料理たちを美味しくいただきながら、食べるヨガを行っていきます!
食べるヨガとは?
食べるヨガを語る前に、インド古来の叡智であるヨガについて説明すると・・
アップルのスティーブ・ジョブズが生涯を通して繰り返し読みつづけた20世紀を代表する名著「あるヨギの自叙伝」の聖者ヨガナンダの言葉から。
「ヨガ」を行ずる者を「ヨギ」という。ヨガはサンスクリット語の”一体になる”の意で、神との意識的合一を得るための、インド古来の瞑想の科学である。
— 聖者ヨガナンダの言葉 (@YOGANANDA_Words) 2016年7月4日
・ヨガの意味は”一体となる”こと
・神様の意識と自分の意識を同じにすること
・ヨガとは瞑想の科学である
わかりやすく言うと、僕たちは神さまと同じ存在(魂)です。しかし、肉体を持った人間としてこの世界に生きていると錯覚をしています。それだけならまだしも思考や感情、そしてエゴによって純粋な存在ではなくなっています。
それを瞑想によって元の存在に戻るためのツールがヨガです。
インドの聖者たちが、科学としてのヨガを何千年に渡って後世に伝えてきました。20世紀初頭にパラマハンサ・ヨガナンダが米国に渡り、ヨガの叡智を伝え世界に拡大したのです。
余談ですが、「あるヨギの自叙伝」はビートルズのメンバーが人気絶頂期に読んでおり、その影響でアルバムのレコーディングを放棄して、インドのリシケシュへヨガ修行をするために旅立ったことがあります。
ビートルズを代表するアルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」には、ヨガンナンダや自叙伝に登場する聖者たちがアルバムジャケットに描かれています。
食べるヨガは幸福に生きるために必要なことを教えてくれる。
さてさて、ここから本題!
“食べるヨガ”は食べること、そして料理を作ることを通して”神様の意識と自分の意識を同じにすること“を体験します。こう書くと少し難しいので、もっと簡単に言うと・・
しあわせな気持ちで食べること、です。
▼村田ヤムナさんのレシピ本
僕たちは、美味しいごはんが目の前にあっても、過去に起きた嫌な出来事にクヨクヨしたり、未来に起きるであろう出来事を心配したり・・ついつい意識が過去と未来を行ったり来たりしては、不安と心配のなかにいたりします。
過去と未来に囚われずに全力で料理を味わってみる。
過去のクヨクヨと、未来の心配ごと・・
実はそれって思考と感情が記憶(データ)から勝手に作り出している幻でしかありません。僕(@ka__zz)は、過去の出来事を忘れることは得意なんですが、未来をよく心配してしまいます。
仕事のこと、人間関係、お金のこと・・
食べるヨガは、目の前にある美味しい食べ物と、一緒に食べている人に意識を集中します。
目の前にだけ意識を集中することで“リアルな今”を味わいます!
もし今、あなたの目の前に福山雅治が現れたら?
全身全霊で福山雅治に意識を集中させるはずです。
羽生結弦くんが目の前でスケートを披露してくれたら、全力で味わうじゃないですか。
それと同じ感覚で、
目で、耳で、肌で、舌で、全力で美味しいごはんを味わうのが食べるヨガです。
過去のクヨクヨと未来の心配ごとを捨てるために必要なこと。
全力で目の前のごはんを食べる・・
と言っても、どうしてもクヨクヨと心配ごとがアタマから離れないことがあります。明日、大好きな彼氏とデートの予定・・そんな人は心配ごとの反対でウキウキワクワクしてしまいますが、それも意識が未来にあって”今”にない状態です。
ウキウキも心配も、データが作り出した幻に囚われているだけです。
最近はいろいろなところで”今に生きよう“的なことを目にしますが、具体的なやり方を教えてくれる人はほとんどいません。それって5kgダイエットしようよ、って言うだけで、痩せ方を教えてくれないのと同じで、つまりは今に生きるやり方を知らない人が、ただ言葉の雰囲気が良いから言ってるだけなんですよね。
ではどうやったら心配ごとを捨てて”今に生きる”ことができるのでしょうか?
その答えのひとつが食べるヨガです。
好きなごはんを食べる時くらいは、嫌なことを横に置いて、リラックスして味わう・・
誰もが気軽にできる食べるヨガですが、効果は絶大です。
僕たちは1日に1〜3回は食事をします。
1年で365日、毎回の食事で食べるヨガを実践することでそれが積み重なってくると、間違いなく意識に変化が現れてくるでしょう。食べるヨガを体得することで様々な効果があります・・
・嫌なことを意識的に忘れることができる
・目の前のことに集中することができる
・ちょっとやそっとのことで動じなくなる
・食べる以外のことでも集中できるようになる
・心配ごとが少なくる
などなど、僕たちが生きていくうえで、とても大切なことを身につけることができます!
食べるヨガ初心者向けのアドバイス。
最後に、食べるヨガ初心者の皆さんにアドバイスです!
わりと真面目に書いてきましたが、硬いこと抜きにして、まずは日本で食べるヨガの第一人者であるヤムナさんのお料理をぜひ体験してください。
とにかく、美味しいので!
その後から食べるヨガについて学んだり、実践してもOKです。
ヤムナさんの料理を体験する方法は3つあります。
・鎌倉の隠れ家ベジレストラン「ゴーヴィンダズ」で食べる
・庄司いずみ先生のベジタブルクッキングスタジオで食べるヨガレッスンに参加する
・東京船堀のクリシュナ寺院のイベントに参加する
個人的には、庄司いずみ先生のベジタブルクッキングスタジオで、ぜひヤムナさんのレッスンに参加することをオススメします!食べるヨガの真髄を大変することができるでしょう!
それでは皆さん、よい一日を!
Have a good day!
and God bless you!!
▼村田ヤムナさんのレシピ本
Samastha lokah sukhino bhavantu