植物性100%パティ!プラントベースワッパーの実力@BURGER KING

なんか色々と思うことがありまして、仕事用のノートパソコンをMacBook Air 2013midからM1 MacBookに変えた僕(@ka_zz)です、ごきげんよう。

りんごマークが光りません、M1 MacBookは。

でも、Apple社初の自社製チップによって処理が爆速なので、ストレスがなくスラスラと仕事をさせてもらっていると・・お腹が減ります。そんなわけで、先日、都会へ出る機会があったので、プラントベースワッパーを食べました。

前々から食べよう食べようと思いながらも、埼玉の田舎にはバーガーキングがありません。所沢駅の近くにあるバーガーキングにはプラントベース ワッパーがなくて、意気消沈したのが2021年の1月のこと。それ以降、バーガーキングに縁がなくすっかり諦めていた僕ですが・・

今回プラントベースワッパーをようやく食べることができたのです!

そんなわけで感想と、そしてベジバーガーの未来の展望を書いてみます。

プラントベースワッパーを食べて思った日本におけるベジ系バーガーの可能性@バーガーキング

バーガーキング 外観
およそ28年ぶりのバーガーキング。

2019年の夏に、ロサンゼルスでふらふらとベジ飯を食べ歩いたことがありまして、代替肉で盛り上がるアメリカなので街のあちこちでビヨンドミートを使ったバーガーが売っておりました。ビヨンドミートの後を追う形で市場に出回っていたのがインポッシブルバーガーで、どちらも代替肉のベンチャーとして急成長。

ビル・ゲイツを筆頭に、Googleやtwitter創業者などがこぞって代替肉のベンチャーに出資していたのが2014年のこと。巨額な資金を武器に、開発とマーケティングを展開しているのが先にあげたビヨンドミートとインポッシブルフーズなのです。

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Impossible Foods

一般市場で盛り上がっているのは遠い海の向こうの話で、日本でのベジバーガーは極少数派のベジタリアンのお店で、細々と商いをしていたのでした。

ところが・・

モスバーガーが独自の代替肉を開発すると、一部店舗のみのテスト販売を経て、全店舗でソイパティ(モスのベジミート)を導入し、一定の成功を得たわけです。2020年にはバンズもソースも植物性のプラントベースグリーンバーガーを発売。しかし、現在のモスの業績と比例するように売り上げは低空飛行を続けているようです。

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モスバーガー

バーガーキングは僕が22〜23才の頃、軽井沢にお店がありまして、そこでワッパーを食べた記憶があります。直火で焼いたパティと、口径のデカさが印象的でしたが、その後、バーガーキングは経営が上手くいかず、日本から撤退します。その後、いつの間にか日本市場に復活しましたが、ベジタリアン生活に入っていた僕は、バーガーキングにすっかり興味をなくしていたのでした。

余談はさておき、バーガーキングのプラントベースワッパーです。

本場アメリカの古き良き時代を思わせるハンバーガーの構成で、↑のPOPを見る限り、通常のワッパーと見分けがつきません。ちなみに、アメリカのバーガーキングはビヨンドミートを使っていますが、日本のは2年間かけて独自で開発をしたそうです。

アメリカで大盛り上がりを見せているビヨンドミートですが、日本にはまだ入ってきておりません。一時、日本の大手商社(三井物産か三菱商事)が輸入する噂がありましたが、どこかでつまずいているようです。

プラントベースワッパーのセット890円
あぁ、なんかPOPの写真とだいぶ違う・・

プラントベースワッパーとポテトとドリンクのセットで890円は、ベジバーガーとして考えれば破格の値段です。都内のベジ飯屋でベジバーガー、ビーガンバーガーを食べようと思えば、ひとつ900〜1500円が相場ですので。(僕が大好きなLUNA BURGERはひとつ650円でコスパ最高です)

POPと現物がだいぶ違うのはファストフードなので、まあ良しとしましょう。

さてさて、

プラントベースワッパーは、THE アメリカなバーガーです。

バンズと野菜とパティとソースをバランスよく食べることができる日本のベジバーガーとは対局です。パティがかなり強く主張しています。アメリカのベジ系バーガーはこれに大量のとろけたチェダーチーズ(100%ベジ)が追加されます。口径も大きく、モスなら2個は食べないとお腹が満たされませんが、ワッパーなら1個で満たされます。

味的には、ジャンク感満載なので、ついでにドリンクはコカコーラにしてみました。

砂糖と油と糖分と脂肪分で、脳内から幸福ホルモンがビシバシと出る最強の組み合わせです。大豆由来のパティのおかげで、罪悪感は少しだけ減りますが、健康志向ゼロであることは間違いありません。

その代わり、ジャンク欲は200%満たされるので、僕的には大きな価値がありました。

プラントベースワッパーは一般層がふつうに選択できるクオリティ。

ハンバーガーという食べ物は元来、不健康になるために食べる食べ物です。

そもそもが我欲を満たすために食べるのがハンバーガーですから、健康や環境保護を求めるほうがナンセンスです。とは言え、新型コロナウイルス騒動でさらに一般層の健康意識が高まっていることも事実。市場もプラントベース商品が毎日のように新登場しています。

プラントベースワッパーのターゲットはまさにその層でして、健康志向ゼロのひとは確実にふつうのお肉を食べます。しかし、体調が少し悪かったり、体重が増えたり、カロリーオーバーを気にしたり、メタボを気にしたり・・そんな人々が激増している現代において、たまには身体に良いものを食べようかな、という意識が多くの人たちに芽生えているのは間違いなく、選択肢のひとつとしてプラントベースなバーガーを選べるのは、とても有意義なことです。

どんなに身体に良くても美味しくなければ意味はありません。

プラントベースワッパーは、10人中7〜8人がまあまあ美味しい!というレベルですので、肉好きな人たちが、たまには身体に優しいものを食べよう、という場面で選択できる商品となります。

バーガーを食べた後、身体にズシンと重くのしかかる負荷も、さほど感じなかったので僕のカラダ的には健康的ではないけれども、不健康でもないバーガーでした。(バンズに乳、マヨに卵が使われている味がしたのでヴィーガンの人々は文句を言わないように)

とはいえ、バーガーキングは、日本全体のファストフード市場で弱小な部類です。シャアの多くをマクドナルドが抑えている現状を考えますと、待たれるのはマクドナルドのプラントベースバーガーです。バーガーは欲望を満たすため、不健康になるための食べ物を貫いている日本マクドナルド社なので、ベジ系バーガーの登場はまだ先だと思われますが、おそらく2021年の後半〜2022年にはリリースするでしょう。

というわけで、バーガーキングにプラントベースワッパーはたくさん売れて、レギュラーメニューとしてちゃんと根付いて欲しいと願うばかりです。

まだまだプラントベース商品は、儲かるレベルではありません。

企業さんの努力と耐え忍ぶ期間はもうしばらく続くでしょうが、それゆえにプラントベース市場には宝の山が眠っていますので、これからのファストフード業界に期待します。

 

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モス バーガー

 

それでは皆さん、素晴らしい人生を

Have a good day!

and God bless you!

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