内閣府がビーガンラーメンを職員に食べさせる意図は世界の変革である。

寿命が近づいてきて、残りわずかな命となった時、人生の最後に食べるラーメンは・・醤油にするか?塩にするか?担々麺にするか?それとも味噌にするのか?

ラーメン好きな人々にとっては、とても重大な選択となる。

人生最後に食べるラーメンは何味にするのか?

そんなことを真剣に考えてみたことがある・・

生まれ育ってからいちばん馴染みのある佐野ラーメンが、僕(@ka_zz)にとっていちばん馴染みがある味で、つまり醤油だ。死ぬ間際に食事ができる状態であるなら(そうあって欲しい)、佐野まで行ってプラントベースな醤油ラーメンを食べて、そして病院に戻ってから、満足感と共に息を引き取ろうと思う。

ところが・・

先日、取材のため訪れた内閣府の食堂でいただいたラーメンは、僕の計画を見事に迷わせてくれる超絶に美味しい味噌ラーメン、しかも植物性100%なヴィーガンである。

このラーメンを食べるためにわざわざ飛行機で大阪まで行ったことがある、味噌ラーメン専門店「みつか坊主 醸 kamoshi」と内閣府食堂がコラボしたのだ!

内閣府がどうして大阪のラーメン店とコラボをしのただろう?

そのキッカケとなったのが、ザ・ビートルズだ。

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瞑想にハマったビートルズの影響で世界がベジタリアン化へ?

image:TIME | The Ashram in India Where the Beatles Stayed in 1968 Is Now Open to the Public

そもそも、日本の内閣府がなぜミートフリーマンデーを実施しているのか?

ミートフリーマンデーというのは、週に一度はお肉をやめて美味しいベジ飯を食べようよ!という運動で、提唱者はビートルズのポール・マッカートニーだ。

その動きは世界的なムーブメントとなっている。

英国はリバプール出身のビートルズは、20世紀にもっとも世界に影響を及ぼしたバンドで、僕も大好きでSpotifyでブックマークして彼らが残した音楽を聴いている。ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターは皆ベジタリアンである。

▼ビートルズとインドの関係性を書いた記事

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1968年冬のこと、人気絶頂期がだったビートルズのメンバーがアルバムレコーディングを放棄して、突如インドへ瞑想修行へ旅立ったのは有名な話だ。彼らが修行をしたガンジス川沿の町リシケシュは、肉食&アルコールを禁止している町全体がベジタリアンということだ。

そのため、瞑想修行の期間はビートルズのメンバーもベジ飯を食べていた。

Rolling Stoneによるとポール・マッカトニーいわくインドでの生活は・・

「朝起きて、食堂に行ってみんなで朝食をとる。食べ物はベジタリアン食だったし、たぶんコーンフレークも食べたと思う。朝食が済むと自分の部屋に戻って少しの間瞑想する。その後で軽く昼食をとって、昼食後にトークや音楽のイベントが行われる。基本的に毎日食べる・寝る・瞑想するだけで、時々マハリシが短い講義を行う」

出典:Rolling Stone

 

そんなインド生活に最初に根をあげたのはリンゴで、10日間で帰国してしまうが、他のメンバーはわりと楽しみながら修行をしたらしい。その後、紆余曲折あってすっかりインドの音楽と宗教文化にハマったのがジョージ・ハリスンで、クリシュナ信仰に生涯をささげることになる。

ジョン・レノンは、久司先生のマクロビオティック教室に通ったり、マクロビに関する発信をしていたようだ。

 

▼この本と瞑想との出会いによってビートルズメンバーの人生が大きく変わった

瞑想とインドにハマったことがキッカケで、ベジタリアン生活を体験したポール。時は流れ・・2009年にステラ・マッカートニーたちとスタートさせたミートフリーマンデーは瞬く間に世界へ広がる。

ニューヨークでは公立の学校が全校でミートフリーマンデーを実施していたり、日本でも今回紹介する内閣府や外務省、東京都庁の食堂でもやっている。(小池都知事もポールのファンらしい)

 

▼ミートフリーマンデージャパン公式ページ
https://www.meatfreemondayjapan.com/

ビートルズがもたらした影響は時を超えて日本の中枢機関に。

ビートルズ 
写真(左)が小城さん、日本のミートフリーマンデーを楽しく美味しく推進している。

そんな、ムーブメントを作り出している重要人物のひとりが、自身もヴィーガンであり、ビートルズマニア(コピーバンドも組んでいる)の小城さん(内閣府官房)だ。

現在、内閣府の食堂ではミートフリーマンデー+フライデーと週2日でヴィーガン料理を提供している。月曜日は今や国民食となっているラーメンをベジで食べることができる。

しかも、とびきりに美味しいラーメンを。

食堂を運営しているニッコクトラスト社の料理人さんたちが、ヴィーガン料理を研究しているその情熱も素晴らしい。それとは別に、小城さんの人脈によって時々イベント的に、有名店とコラボをすることがある。
そんなわけで今回は、味噌ラーメン専門店「みつか坊主」がはるばる大阪からやってきた。

大阪の超人気ラーメン店と内閣府のコラボがもたらす未来。

みつか坊主 ベジラーメン
内閣府で食べた「みつか坊主 醸 kamoshi」のヴィーガン味噌ラーメン

僕も大好きなお店で、関西へ行った時は必ず食べにうかがっている。

2019年に仲間たちと台湾で出版させてもらった関西ベジタリアンガイドブックでも、取材をさせてもらったお店で、激ウマなヴィーガン味噌ラーメンは外国人にも大人気だ。

埼玉の田舎から、このラーメンを食べるためだけにわざわざ大阪まで訪れても何の問題もないくらい、みつか坊主 醸 kamoshiの味噌ラーメンは美味しい!

ヴィーガンとか肉系とか関係なく、このラーメンはラーメンとして美味しい!

それを東京で食べるこ出来るなんて夢としか言いようがない。

・・・とは言え、

今回は取材で食べることができたわけで、一般の人が内閣府へ入ることは不可能なことだ。ゆえに、食べることはできない。ではなぜ、内閣府の食堂でこのような活動をしているのか?

人は舌で理解しないと食を変えることはできない。

2018年に取材させてもらった時のベジハンバーグランチ。

答えは簡単で、

国の中枢機関である内閣府、その内部で仕事をしている人たちが美味しい(+身体が喜ぶ)ベジ飯を、舌と胃で味わう体験をするためだ。ベジフードが地球環境の改善につながる、人々の健康を向上させる、そんな理屈が世界にはあるし、実際にそうなのかもしれない。

しかし、ミートフリーな生活をちゃんと理解して実践に移すとなるとハードルは高い。

だから、国の政策にかかわる人たちが、美味しいベジ飯を食べることは、とても意義あることだ。

 

「ミートフリーな暮らしなんて無理でしょ」

と言っている人を、

「ミートフリーでも全然いけるでしょ!」

と思わせるには、実際に美味しい!と思えるベジ飯を食べる以外に方法はない。

 

人は美味しいから肉や魚を食べているのであって、健康のためでも地球環境のためでもない。美味しいものを食べるのは、人間として当然の権利である。

が、しかし・・

人間の飽くなき欲求を満たす、その行為によって、地球が何十億年もかけて築いてきた生態系は、100年にも満たない無計画な経済活動によってボロボロになっている。さまざまな海の資源は絶滅寸前であるし、乱開発と工場畜産によって気候変動を招いている。

それでも人間は、自分の舌を喜ばすために愚かな行為をやめないだろう。

 

そう、舌を喜ばせるために。

 

ならば、野菜で舌を喜ばせればいいじゃないか!

というのが、内閣府食堂の試みの本質である。

それを仕組んでいる内閣府官房の小城さんは、本当の美味しさを知っている人だ。

そしてビートルズが音楽で世界を変えたように、”食”で世界を変えようという野心を持っている。

 

みつか坊主の味噌ラーメンを、わざわざ東京まで持ってきたことが、それを証明している。

“食べる”ことで世界を乱してきたのであれば、食べることで世界を良くしていく・・

ミートフリーマンデー@内閣府の果敢なチャレンジは、これからもっと面白くなるだろう。

 

▼僕がイチオシするビーガンカップ麺と即席麺

それでは皆さん、素晴らしい人生を

Have a goog day!

and God bress you!
 

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