締め切り仕事に追われ、家賃の支払いに追われるけれど・・女性からはまったく追われたことがない僕(@ka__zz)です、ごきげんよう!
さてさて、満開だった桜が強風によってすっかり散ってしまったこの日・・・
野菜料理家の庄司いずみ先生が主催するコミュニティ「ベジタリアン・キュイジーヌ・サロン」のイベントで、神田にある麺屋武蔵で実施された、新作ラーメンの試食会に参加して参りました!
麺屋武蔵が2015年から新宿の総本店で始めた期間限定のヴィーガンラーメン。
野菜料理のプロフェッショナル庄司いずみ先生とのコラボで誕生したシンプルなベジラーメンシリーズ、醤油、味噌ときまして今回は”塩“です!
麺屋武蔵総本店で期間限定のヴィーガン塩ラーメンを試食してきた!
つい先日、大ヒットしている映画(2019年4月現在で33億円らしい!)「跳んで埼玉」では、通行手形がないと僕(@ka__zz)たち埼玉県民は東京に入れませんが、今日は西武線と総武線でふつうに来れました、神田まで。
目的は、麺屋武蔵が4月19日からリリースする新作ラーメンを食べるために!
麺屋武蔵が4年前から取り組んでいるヴィーガンラーメンとは、出汁やトッピング、麺の材料としてお肉、魚、卵などをいっさい使わない植物性100%のラーメンです!
日本ではまだまだマイノリティですが、ベジタリアンが多い欧米の日本式ラーメン店では、ヴィーガンラーメンがメニューにあるお店が多く、徐々にシェアを拡大しています。
ベジ系ラーメンで日本市場を席巻しているのがソラノイロで、さまざまな野菜をミラクルなアイデアと職人としての感覚と技によって、女性や外国人を中心に絶大な支持を得ており、一昨年からはなんとミスタードーナツとのコラボで全国規模の展開になっています。
麺屋武蔵は、ソラノイロとはまた別の切り口でベジ系ラーメンを継続的に創作してきました。
そんな麺屋武蔵と、野菜料理家として絶大な実績と影響力を持つ庄司いずみ先生がタッグを組み、昨年から醤油ラーメン→味噌ラーメンをリリース。
そして今回・・
野菜の超プロ+ラーメンの超プロによって新たなヴィーガンラーメンが誕生したのです。
今回の試食会は、庄司いずみ先生が主催するベジタリアン・キュイジーヌ・サロンのプレミアム会員向け(月額1500円)イベントで、料理の専門家、インフルエンサー、そしてベジ系ラーメンが大好きな方々が結集したのでした!
庄司いずみ先生プロフィール
野菜料理家/講師/コンサルタント
野菜料理、ベジタリアン料理をレシピ本や雑誌、テレビなどのメディア、自身のブログ(https://ameblo.jp/izumimirun/)などで紹介。主宰する料理教室は”モデルの通う料理教室”として知られる人気教室。
現在、伊藤忠商事食料カンパニーと独占契約を結び、中食や外食のレシピ開発やメニュー監修にも力を注いでいる。夢は「お洒落なカフェだけでなく、コンビニにもファミレスにも、社食や学食、デパ地下にも植物性100%の料理が並ぶこと」。
「どこの店でも1、2品は植物性100%、野菜たっぷりのメニューがある」それがあたりまえのことになるようにと願って活動中。現在およそ80冊のレシピ本を執筆。NHKきょうの料理講師出演など。
▼絶賛メンバー募集中な庄司いずみ先生主催の「ベジタリアン・キュイジーヌ・サロン」
https://camp-fire.jp/projects/view/119002
ベジタリアン・キュイジーヌサロンは誰でも入会が可能で、都内近郊の方であれば、今回のようなイベントや、ベジタリアンレストランでのサービスを受けられるプレミアム会員をオススメします!
いざ実食!ヴィーガン塩ラーメンのお味は如何に?
これがヴィーガン塩ラーメンです。
まずは丼に盛られた色鮮やかな絵にテンションがどーーん!と上がってしまいました!
麺屋武蔵らしい!というのが僕の第一印象でして・・・
それは人気メニューを見てもらえばわかりますが、
肉系ラーメン好きたちを歓喜させてきたビジュアルが、そのまま野菜版になった感じで、目から入る美味しさといいますか、目で見ただけで満たされてしまい「ごちそうさまでした」と言って帰っても大満足なくらいの”見た目”なのです。
栃木にあるオーガニック農園”海老原ファーム”の野菜、車麩の唐揚げ、そしてバター!
え?
バター?
そうなんです・・・
バターがトッピングされていたらヴィーガンじゃないじゃん!
とツッコミを入れられそうですが、これはれっきとした植物性の豆乳バターなんです。
豆乳マーガリンではなく豆乳バターで、今回の秘密兵器的役割を果たしています。
とうもろこしも缶詰ではなく、海老原ファームのとうもろこしを手でもいだものを調理しているそうで、かなり手間暇がかかっています。ちなみに缶詰のとうもろこしには白砂糖が入っているものが多いので、そうするとビーガンではなくなります。
知っている人も多いと思いますが、白砂糖は精製する過程で牛の骨粉が使われますので。
限りなく薄味、なのに限りなく美味しい塩スープにみる麺屋武蔵の挑戦。
味覚というのは人それぞれで、100人いれば100通りの味覚があるわけです。
ベジタリアンは日頃から、素材そのものの味を楽しむ傾向にありまして、一般的な味覚からすると、塩分(塩、味噌、醤油)が控えめな食生活を送っています。
逆の見方をすると、自然派志向なベジタリアンにとっては特に外食のお店の味が強く感じるようで、さらに逆の見方をすると、一般の外食に慣れた人がベジタリアンレストランへ行った場合、味が薄く感じる傾向にあります。
今回の塩ラーメンは、いい意味で予想が外れてしまいました。
つまり、麺屋武蔵の塩ラーメンはかなり薄味で、スープをひと口飲んだ時・・・「あれ?」って思うほど、塩気が少ないのです。ところが・・・ふた口目を飲んだ時に「これ、かなり美味いわ!」となったのです!
めちゃくちゃ美味しいですよ、このスープ。
試食会に参加した7人のベジタリアン・キュイジーヌサロンのメンバーは、僕以上にナチュラルな食生活をしている人たちなのですが、みなさん口を揃えて「このスープは美味しい!塩気がちょうどいい!」という意見でした。
そして・・
何かを食べて、舌で感じる美味しさはせいぜい5〜6秒、食べ終えた瞬間に快楽は終わってしまいます。ですが、本当に美味しいベジ系ラーメンは胃の中、腸の中で消化されている時に気持ち良さを感じることができます。
▼2015年に僕が書いた記事。
ただし・・・
ひとつ疑念が残ります。
この絶妙な薄口のスープを美味しい!と感じることができる人は、絶対的に少ない・・はず。
濃厚な調味料、こってりの動物系脂肪と油、お店によってはたっぷりの化学調味料によって舌を麻痺させて美味しいと思わせているのが日本の外食産業で、僕たち日本人の味覚は全体的におかしくなっています。
そんな多数派で濃い味に慣れた一般の人たちがこの塩ラーメンを食べた時・・・
どんな反応が返ってくるのか?
簡単に予想がつきます。
もちろん、そんなことは麺屋武蔵の代表矢都木さんやこのラーメンを作った杉山さんは僕以上にシビアに予想されていると思います。なのに、あえてこの薄味(なのにめちゃ美味い!)なスープで勝負をかけてきたことに、この塩ラーメンの価値があります。
薄口といえどプロがしかけるラーメンですから、お店でリリースする時は、誰もが美味しく食べることができるような工夫がされることでしょう。
本来ラーメンとは、お肉お魚卵などの動物をガッツリ食べるための庶民にとってのご馳走であり、野菜で必須といえばネギ類くらいでした。宮本武蔵が剣の道を極めるがごとく、まだまだ肉食全盛のラーメン界で、亜流とも言えるベジ系ラーメンを極める道を歩み始めた麺屋武蔵。
豚骨、鶏ガラ、煮干しをガッツリ使ったスープ、そして角煮、チャーシュー、唐揚げ、ソーセージなど肉系トッピングによって人気を獲得してきた麺屋武蔵が、どうして植物性100%のベジ系ラーメンなのか?
その答えが、この塩ラーメンを食べることで見えてきます。
ヴィーガンラーメンとしてではなく、ラーメンとして美味しい塩ラーメン!このラーメンを食べることができるのは麺屋武蔵新宿総本店のみです。
最後に、僕(@ka__zzの個人的意見がありまして、このラーメンに”ヴィーガン”という冠をつけずに、あえて”塩ら〜麺”でいいのではないのか?
ベジタリアンだけではなく、麺屋武蔵ファンすべての人に食べて欲しいと願います!
麺屋武蔵 新宿総本店
場所: 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1階
電話:03-3363-4634
平均予算: 1000〜1500円
営業時間: 11:00~22:30
定休日: 無し
駐車場: 無(近くにコインP有)
それでは皆さん、よい一日を!
Have a good day!
and God bless you!!