今すぐあなたが鼻で呼吸をしているか口で呼吸をしているかのチェックをして欲しい!
というのも、口呼吸をしている人は寝不足・肌荒れ・アレルギー・免疫力低下・口臭などの原因になっています。さらに恐ろしいことに肌の老化やシミの原因も口呼吸だというではありませんかッ(´Д`)!
どんだけヤバいんだよ口呼吸!
ということで、口呼吸が身体に与える影響と、鼻呼吸のメリット、そして自然に鼻呼吸にする方法をまとめてみました。もしあなたが口呼吸をしていたら出来るだけ早く鼻呼吸に治しましょう。
僕自身の話から始めてみましょう。
先日一緒にイベントに参加した友人から「口で呼吸してない?」と何の気なしに言われました。僕は日頃、自分が鼻呼吸をしている(つもり)ので、その時は「そんなことないよ」と返事をしました。それからここ2週間ほど、何となく息苦しいというか、呼吸が浅かったり不安定な時があって、自分の中で違和感を感じていました。
そして今日「もしかして?」と頭によぎったので、自分の呼吸を観察したところ..
見事なまでの口呼吸をしていたのです(´Д`)!ずっとではありませんが、ふとした時に口でスーハーと呼吸しているではありませんか(´Д`)!
というわけで最初に皆さんにやっていただきたいことが「自分の呼吸の観察」です。
やり方は簡単です。口で息を吸っているのか?鼻で息を吸っているのか?に意識を向けてみてください。人はふだん、すべての呼吸を鼻ですることはありません。例えば会話をしている時や食べている時、激しい運動をした直後など、時と場合に応じて口で呼吸をしています。息を吐くのは口からでも何の問題もありません。
さあ皆さん、ご自身の呼吸はいかがですか?
生活している時間(睡眠も含む)80%以上の割合で鼻呼吸をしていればセーフです。その人は身体がしっかりと鼻で呼吸するように習慣化しています。実は驚く数字がありまして、僕ら現代人は成人で50%以上、小学生以下になるとなんと80%以上が口呼吸をしているという統計があります(´Д`)この数値って相当ヤバいみたいで、例えば日本人の二人に一人が癌(がん)になったり三大疾病といわれる重病になるのも少なからず口呼吸が影響しているというのです。
ここで自分が口呼吸か鼻呼吸を診断するテストを紹介します。というのも、呼吸ってふだん無意識にしていますから、ちゃんと鼻呼吸を意識していれば鼻で息をしますが、気を抜いている時や寝ている時など、自分がどっちで呼吸しているのか分かりませんよね?
・無意識のうちに口が半開きになる
・唇がカサカサに乾燥している
・朝起きた時に、のどがヒリヒリ痛む
・鼻の穴を意識して動かすことができない
・唇を閉ざすと、あごのとがったところに“梅干”ができる
・鏡を見ると、口が「へ」の字だ
・クチャクチャと音を立てて食べる
・いびきをかく
・唇の厚さが上下で著しく差がある
・受け口である(上の前歯より下の前歯の方が前に出ている)
・歯並びが悪い、または前歯が出ている
・片方の歯で噛むくせがある
出典:口呼吸には危険がいっぱい![子供のしつけ]All About
いかがでしょうか?上記のうち、どれかひとつでも心当たりがある人は口呼吸をしている可能性があるということで要注意です(´Д`)!尚このリストは、口呼吸の専門家である元東京大学医学部口腔外科講師の西原克成先生によるもので、最近では西原先生以外にも様々な専門家たちが口呼吸の危険性に言及しています。
鼻は息を吸うために発達した器官、口は栄養を摂取するために発達した器官です。鼻で息を吸う場合は、空気中の埃やチリ、ウイルス、ダニ、カビなどの外敵を除去、そして湿気を含ませた空気を肺に入れることができます。つまり鼻は空気清浄機の役割を果たしているのです。つまりは、口から息を吸うことで空気中の害があるものまで肺に入ってしまい、血液で全身に運ばれてしまいます。
また人間のエネルギーの流れを整えたり、意識を成長させるためのヨガや瞑想、気功など多くの健康法や修行法は鼻呼吸が原則です。口呼吸は精神的にも何かしらの影響を与えていそうです。さらにマラソンなどの長距離スポーツも鼻呼吸を推奨してます。
■口呼吸が与える影響
「口呼吸は万病の元である」という人もいるくらい口から息を吸うことで、身体に悪影響を及ぼしてしまいます。それでは口呼吸しているとどんな病気になりやすくなるのでしょうか?
口腔疾患(ドライマウス、歯列不正、顎関節症)、いびき、アレルギー性疾患(アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、花粉症、アレルギー性鼻炎)、膠原病(関節リウマチ、全身性ループスエリテマトーデス、多発性筋炎)、腸疾患(胃炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、痔、便秘など)、尋常性乾癬、高血圧、腎臓病、風邪、インフルエンザ、冷え性、さらに、うつ病、うつ状態、パニック障害、全身倦怠感などなど..
出典:意識してやめたい口呼吸・口臭だけでなく内臓疾患やうつ病の原因にも-マイナビウーマン
口呼吸は身体に酸素を供給する量が少なくなってしまうので、イコール酸素不足による肌細胞の老化によってシミやしわ、肌荒れなど、美容にとっても危険だということがお分かりだと思います。ということは、いくらオーガニックな食べ物や高級な化粧品を使っていても、口呼吸だとどんどんお肌が老けていくことになります。呼吸は24時間休まずにするものですから。
さあ、それでは鼻呼吸をすることでどんなメリットがあるのかというと、それはもう絶大です。
■鼻呼吸のメリット
・口呼吸よりも多く酸素を取り入れられる
・代謝アップや免疫力強化、老化防止
・顔が引き締まる、小顔になる
・アンチエイジング効果
・体内・肌の水分を逃がさず美肌に、むくみ、たるみ予防
・効率的に酸素を脳に取り入れられ、集中力が上がる
・唾液が渇かないから口臭、虫歯、歯周病、歯槽膿漏の予防になる
・熟睡ができて自然治癒力が高まる
・免疫力がアップして癌予防につながる
出典:【若者に多い?】口呼吸の悪影響と鼻呼吸の美容・健康効果[NAVERまとめ]
などなど、驚くほどの効果があって病気の予防以外にも美容にバツグンにいいみたいですね!上にあげたのは極一部であってこの他にも様々な効用があると言われています。
それではここからが肝心、どうやったら口呼吸から自然に鼻呼吸ができるようになるのか?僕がいろいろ試した結果もっとも効果的でシンプルな方法をお伝えします。
■自然に鼻呼吸をする方法
・とにかく鼻呼吸を意識して鼻から息を吸う癖をつけていく
・深くゆっくり鼻から息を吸う
・口を閉じる癖をつける
・こまめに水分(水がいい)を補給する(喉が渇かない程度)
・ご飯は腹9分目でやめておく(お腹が苦しいと口呼吸に戻る)
・適度な運動をして身体を疲労させる
・寝る時は仰向けになって天井を向いて眠る
・朝起きたら思い切り鼻から深呼吸をする(2〜3分つづけて)
・8割くらい出来たら良しとする(完璧をめざさない)
以上が僕が実践したことを無理なく継続できるようにシンプルにまとめたものです。僕もまだまだ6〜7割くらいしか鼻呼吸になっていませんが、鼻呼吸を自然にしている時って、精神的にとても落ち着いて深くリラックスできていることに気づきました。つまりは、鼻呼吸が安定することで気持ちを落ち着かせることが出来るということではないでしょうか。
*身体的な理由で、どうしても鼻呼吸が難しい場合があります。ムリをせずに専門家に相談してみましょう(耳鼻咽喉科など)
これからの時代、とくに女性は見た目の美しさと一緒に美しい呼吸を目指していきましょう。呼吸が美しくなることで、お肌も表情も身体の中も自然と美しくなりますし、さらに健康を維持できるのですからとても、美容にとって呼吸は大切な位置になると思います。
何といっても鼻呼吸はお金がかかりませんし、努力次第で何とでもなりので(笑)
Image:Beverley Goodwin,ThalesEGO,pony3295,Bev Goodwin,ThalesEGO