畑 巾着田

「緊急事態宣言が解除」それは夏休みの終わりに似た寂しい気持ちであった。

畑 巾着田

4月7日、政府から緊急事態宣言が発表されました。

・不要不急な外出はしない
・人が集まるお店やイベントは自粛する

大雑把ですが、こんな内容によってパンデミックを防ごう、というお願いが下ったのです。

毎日のように使っていたスターバックスは店を閉じ、お気に入りのオーガニックカフェも店を閉じ・・開いているのはマクドナルドやファミレスなどのチェーン店のみ。

この時点で、政府による生活および仕事の保証はありません。

過去・・福島原発がメルトダウンした時に、当時の官房長官(枝野さん)がしきりに「ただちに影響はありません」というフレーズを発しました。これは”放射能の影響は、すぐに健康を害せいません。しかし、後々のことは知りません”という意味です。緊急事態宣言はそれと同じで、最終責任を国民ひとり一人、つまり個人に押し付けたわけです。

後手後手の政府を批判する暇があったらジョギングをしよう。

パン屋 行列
近所のパン屋さんも感染防止のため一人しかお店に入らず、外で待つように。

外出自粛、営業自粛も放射能と同じようにただちに影響はありません。しかし、後々の影響は計り知れないものがあります。

日本の緊急事態宣言は、諸外国のロックダウンのように法的な強制力はありません。

家から外出しても逮捕されることなければ射殺されることもありません。

それはそれで有難い環境ですが、その代わりに生活がどうなっても国は面倒見ませんよ、ということに僕たちは否応なく気づかされました。

つまり、外出自粛や営業自粛によって「家賃が払えなくならないように、お店の運転資金がショートしないように、不要不急じゃないカタチでしっかり働いてお金を稼いでください」というのが、政府の要望です。

僕たちはすべて自分の判断と行動によって、パンデミックを乗り切る必要があるのです。

政府をいっさい頼らないという覚悟をもつこと。

ですので、これからの僕たちが突入する領域では・・

・政府をいっさい頼らないで生きると覚悟を決める
・どんな環境でもクリエイティブに前向きに生きる

この2つのことを強くコミットする必要があります。

僕たちは、消費税(10%)などを納めてはいますが、いざという時に政府が助けてくれるか?その答えは日本の歴史が教えてくれています。そして、もうこの時点で後手後手の政策と日本式という古いシステムは、パンデミックに対応できず、国民ひとり一人の自己責任に委ねられたのでした。

日本式システムとは?

・責任の所在を有耶無耶にする
・上司の上司のそのまた上司のそのまた上司にお伺いを立てる
・大手メディアはスポンサーと政府御用達の情報しか流さない
・民衆は空気を読んでその空気に従う
・大事件が起きても無かったことにしてしまう

こんな感じです。

パスタ クリームパスタ
自炊したのらぼう菜とコーンの豆乳クリームパスタ。

僕の暮らしは今までと変わらず街をフラフラするのでした。

4月中旬・・僕が注目していた動きは、致死率がとても高いイタリアやN.Yで蔓延していた、新型コロナウイルスのタイプCが日本人が日本のどこかで発症したかどうか?その一点でした。

世間ではPCR検査での陽性と判定された感染者の数に対して騒いでいますが、個人的にはそこに何の意味も見出せません。しかし、タイプCによる激ヤバな症状については、僕が信頼している複数の情報源によって認識していました。

ですので、タイプCこそがウイルス兵器である可能性・・が僕の前提です。

しかし、日本の動きといえば、クラスターが発生しても消毒と閉鎖くらいで済んでいました。仮にタイプCが発生した場合、政府が情報統制をしたとしてもSNSによって情報が拡散されるでしょう。ですのでイタリアやN.Yのような修羅場に至った情報の有無を確認することで、タイプCが発生したかどうか?を個人的に判断していました。

僕の本能が危険信号を発していないこともあり、緊急事態宣言下であっても仕事や食糧調達のために、フラフラと毎日のように街に繰り出してました。メディアでも毎日のように都心の満員電車で出社するビジネスマンたち様子が流されており、それに対して、一部のヒステリックな人たちと海外メディアは東京もN.Yのような地獄絵図にことになる・・と報道しているのでした。

日本人は、空気を読んで行動するという大衆心理の傾向があるので、自粛命令ではなく、自粛の要請(お願い)であっても、それに従って自宅に篭る人たちが圧倒的に増えたのも事実です。けれども、それでは食っていけない人たちも圧倒的多数いたのも事実です。

ウイルスそのもより恐怖と不安に取り憑かれた人のほうが恐ろしい。

ビリヤニ ビーガン
畑作業の合間に作って食べたベジビリヤニ。

この頃、よく聞かれた単語が「医療崩壊」でした。

コロナ陽性患者数に対して、隔離された病床が足りなくなり、それによって医療現場が崩壊する・・そんな状態です。実際に、僕が住んでいる埼玉では、いちばん重症な患者を受け入れられる病床が4つとか6つしかない状態です。なので、軽傷な陽性患者が100人以上自宅で療養しているというニュースが話題になりました。

こんな状況をテレビやSNSが流すわけですから、人々の不安や恐怖はさらにヒートアップします。そして、その負のエネルギーは、政府や医療現場、はたまたスーパーマーケットやコンビニなどで撒き散らされることになります。

新型コロナウイルスよりも、不安と恐怖にのみこまれた人のほうが恐ろしい・・それが現実です。ネガティブな感情の吐き出しによって、世界中で家庭が崩壊したり、言葉による暴力、実際の暴力によって人々は傷ついています。
さてさて・・

僕自身の生活はどうなったかというと、

4月中旬に行く予定だった阪神甲子園球場でのプロ野球の試合と、京都にOPENしたビーガンラーメン店への取材は、購入していた飛行機が飛ばなくなってしまったこと、プロ野球の開幕が延期になったことで、止むを得ず延期になりました。

大好きだった温泉とカフェが休業状態ということもあり、極度の虫嫌いで避けていた畑で農作業を仲間たちスタートさせました。勉強しているパーマカルチャーの実践にもなるし、コロナ太りの解消にもなるし、食糧自給率もあげられるので一石三鳥です。

畑 キッチン
畑に土と石で作ったストーブ(かまど)でカレーやスープを調理。

緊急事態宣言下でも、食糧の流通は止まらないため、スーパーやコンビニは営業しています。それでも、生きていくのに必須な食べ物を他者に依存していることは変わりません。(考えてみれば、ふつうに食べ物が買えるし、電気も水もあってふつうに生活できているのですから先の震災に比べればパンデミックはまだ平和です)

これから先、そう遠くはない未来・・

大地震によって輸送が止まったら? 東日本大震災の時のように、スーパーの棚という棚から食糧が消えてしまうことが想定されます。ここで気づいたのですが、今回はスーパーからパスタやうどんが無くなりましたが、カップ麺や即席麺は在庫がたっぷりありました。

これだけを見ても、パニックによる買い占めは一部分であったことがわかります。

話は戻って、食料自給率をあげる具体的な方法とは?

・自分で畑をやって作物を育てる
・農家さんと仲良くなる
・乾物などの保存食を自作しておく

僕(@ka__zz)的には、ベジタリアンでもあるので、水・米・醤油・味噌・塩・砂糖・野菜があれば、わりとリッチに生きてくことが可能です。

欲を言えば小麦・海苔、豆乳があればさらに豊かな食生活が送れます。

そんなわけで、畑をはじめたわけですが、実際にやってみると農家さんの偉大さをしみじみと感じてしまいました。土をほって芋虫やミミズが出現しようなものなら「ギョエ〜!」と大声を出して何度飛び上がったことか。

そして、もしパンデミックという状況がなければ、きっと畑に挑戦しなかったでしょう。

ピザ ビーガン
生地から手作りのピザ。具は塩、玉ねぎ、にんにく、きのこ、じゃがいも。

変化していくことが唯一人生を楽しく生きる道。

今まで、やろうやろうと思いながらチャレンジできていなかったことが、パンデミックによって重い腰があがってスタートできたわけです。今回の騒動でよく言われていることが、パンデミックによって生活そして生き方そのものが大きく変わっていくだろう・・ということです。

そんなに変わらないんじゃないの?

と言う人もいますが、僕は変わるだろう派です。

正確に表現すれば、僕はどんどん変化していくです。

「今回のパンデミックは、世界が混乱する始まりにすぎない」

という、ハイパーメディアクリエイター高城 剛氏の未来研究所「Future Report」によると、ウイルス騒動が収束しても、経済の大混乱、大災害などが怒涛のように押し寄せてくると予想されています。

その意味で、僕たちは時代の荒波を乗り越えていく必要があり、そのためには変化を恐れず、ひたすら行動をしてくことが大切になります。かといって、ムリに自分の思惑(思考と打算)で変化する必要はなく、いま目の前にあることに集中して動いていれば、自然に導かれていく感じです。

僕が畑をスタートしたのも、身近にいる友人によって、なかば強制的に参加せざるを得ない状況に追い込まれたかられ、自分から率先して参加したわけではありません。

4月に植えた種と苗は、夏、そして秋に収穫されます。

その頃、日本と世界は果たしてどうなっているでしょうか?

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畑 巾着田
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