カップ麺ブランドの老舗エースコックから発売されたプラントベース100%な油そばは、僕(@ka_zz)的にCoCo壱番屋がベジタリアンカレーをリリースした時と同じくらいの衝撃を受けました。
しかし、埼玉西部の田舎ではお店になかなか売ってないため、誰かがtwitterで投稿する画像見ながら、しばらくは食べずにいたわけです。ところが、長年お世話になっている府中の先生から唐突にエースコックの油そばをいただき、いよいよ食べる時がやってきたのでした。
このヴィーガンな油そばを紹介するにあたり困ったのが、商品名がよく分からないということ。パッケージを見るといろいろド派手に書いてあります。
いちばん大きい表示「すべてのコッテリファンへ」はこのラーメンを食べる人のターゲットで、サブタイトルが「驚きレシピの油そば」なので、なんとかヌードルとか、なんとかラーメンのような商品名を持たないのがコンセプトであると推測した次第です。
そんなわけで実際に食べてみたわけですが、
予想した以上にコッテリではあったものの、何かひとつ物足りなさを感じたので、沖縄で買ってきておいたベジな食べるラー油を追加して味変させてみました。
エースコックの野心溢れるカップ麺「EGDE」シリーズのヴィーガン版。
この商品の特筆すべき点は、健康志向のベジタリアン、ヴィーガン、女性向けの商品ではなく、不健康志向もしくはラーメンに健康を求めていない人々がターゲットであること。
もうこの時点で、拍手を贈りたくなるほど、これからの時代にいちばん求められるコンセプトである、と僕的に思ったのです。そうなんです。日本人の国民食と言われるまでになったラーメンは、おそらく100人中90人は好きな食べ物。ところがしかし、ラーメン=不健康食であることも間違いはないところでしょう。
油、動物性脂肪、糖質、塩分のかたまりがラーメンそのものでありますから。
ところが、数年前からT’sたんたんやソラノイロが展開しているベジ系ラーメンは、そんな不健康な要素を可能な限り排除しつつ、美味しいラーメンを作る試みは、一風堂や麺屋武蔵などコッテリ&ガッツリ系なラーメン店までテスト的にではありますが、ベジ系ラーメンをリリースするまでに時代は変化してきました。
健康的な食べ物=あまり美味しそうじゃない
という世間一般のイメージを覆そうとする試みはラーメン界だけでなく、アメリカの国民食であるハンバーガー界、そして最近では焼肉業界でもプラントベースのお肉が登場するようになったのです。
エースコックの今回の商品以前は、ニュータッチ(ヤマダイ)がT’sのヴィーガン坦々麺をリリースしてロングセラー商品になっており、家にも箱買いでストックしてあり愛用しています。
ニュータッチのEDGEシリーズは、多くのラーメンファンが求めているガッツリコッテリを、大袈裟なキャッチコピーを使って話題性を高めようと試みた商品です。この不健康な油たっぷりなラーメンを肉魚類を使わずに、ニーズが高まってきている代替肉と掛け合わせたのが今回の「さらばお肉よ」なのでした。
カップ麺と言えば元祖日清食品のカップヌードルシリーズの全商品を、プラントベース100%にすると、日清食品の社長が発言したことが話題になったこともあります。
先日参加した埼玉県小川町のOgawa Organic Fes 2019でも、オランダから来日したビーガンラーメン専門店オーナーシェフ石田さんのセミナーでも、サスティナブルという言葉を何度も聞いてきた僕(@ka__zz)です、ごきげんよ[…]
市場では代替肉の売り上げが少しずつ伸びている雰囲気ではあります。しかし、実際のところ食品業界全体で俯瞰した時に、まだまだテスト販売がいいところで、順当な利益を上げるまでに至るにはまだ時間がかかる見込みです。
さらばお肉よ油めん、はターゲットを不健康志向の人々に合わせることで、少しでもプラントベース市場を切り開こうとする気合を感じると同時に「美味しく満足できれば健康なのにこしたことがない」という潜在的なニーズを捉えている商品です。
たまちゃん商店@ハッピーモア市場 February 2021
ターンムパイ、玄米おにぎり、食べるベジラー油おにぎりと味噌梅おにぎりのセットなどを販売しました。おかげ様で完売しました。ちなみに今日はサクラザカマルシェで出店です。
ブログ:たまちゃんの沖縄元気計画 た~ちhttps://t.co/7dSIn98iFw pic.twitter.com/6M9hDvn002
— 田場 美由紀 (@do_your_best_19) February 19, 2021
時々無性に食べたなくる中毒性がある味。
実際に食べた感想としては、十分なくらいに鬼アブラでした。
日常的に、油を使った料理をそんなに食べていないベジタリアンやヴィーガンからすれば、10日分の油を一食で食べたくらいの感覚です。日常的にラーメン屋などの外食で油まみれのものを食べている人からすれば、キャッチコピーほどのものではなかった(油が多いとは言えない)という感想のようですが。
▼やりすぎEDGEシリーズの元祖
黄色と黒による組み合わせは「警告色」と呼ばれていて、この色を目にすると私たち人間は本能的に警戒するのだそうだ。ぱっと思い…
相当パンチが効いてはいたものの、スープがないぶん味が単調なので味変をさせることに。
ということで、春先に沖縄を旅した時に買っておきたベジな食べるラー油を追加しました。
沖縄の無農薬野菜や上質なものを集めたハッピーモア市場で売っている食べるベジラー油。
ごはんにかけても豆腐にかけても、味噌汁に入れてもパスタにかけても美味しいこのラー油を、たっぷりと入れてみたところ・・パンチの効いたコッテリ感がガツン!と増し、ラーメンのおともにごはんが欲しくなる程、コッテリになりました。
ということで、満足感と共に完食。
田舎、地方在住でなかなか買えないこともあり箱買い決定です!
この世の中に植物性100%のラーメンが登場してから、ラーメン店や家飯も含めて1000杯以上はビーガンラーメンを食べている僕(@ka_zz)です、ごきげんよう。計算すると3〜4日に1杯はラーメンを食べている計算になりますね。さ[…]